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ガーナの「ガンバ」資金難 成績も低迷、存亡の危機に

2010年1月2日5時34分

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    写真「ガンバ・オールブラックス」の選手たち。クラブの岐路に、会合でそれぞれの思いを訴えた=藤田写す

    写真ガンバ・オールブラックスの事務所。資金難で「ガンバ」の名前は、見られなくなるかもしれない=藤田写す

     サッカーのワールドカップ(W杯)に2大会連続出場を決めているガーナの国内リーグに、「ガンバ・オールブラックス」というチームがある。Jリーグのガンバ大阪にあやかってチーム名をつけ、日本人にも一時、共同経営に携わってもらった。だが、資金難に陥り、今はチーム存亡の危機に立たされている。

     ガンバ・オールブラックスは、ガーナのサッカー関係者が、2004年に当時2部リーグだったクラブを買収して発足した。

     このガーナの関係者は日本のサッカー事情に詳しく、日本代表に多くのユース出身者を送り出すガ大阪のようなクラブを目指そうと、チーム名を拝借。事後承諾ではあるが、ガ大阪にもあいさつに出向いた。ガーナは、日本の著作権の範囲外で、本家ガンバは「黙認の姿勢」だった。

     ガーナには、他にもチェルシーやアーセナルなど、欧州の強豪から名前を取ったチームがあるが、いずれも本家とは無関係。ガーナ協会の関係者は「強さと人気にあやかりたいから」と説明する。

     「ガーナのガンバ」は、順調に成績を伸ばし、06年に16チームで構成する国内トップのプレミアリーグに昇格。しかし07年に資金繰りに行き詰まった。そこで知り合いのつてを頼り、日本で乳酸菌の製造・販売を手掛ける岩佐敏広さん(62)に相談をもちかけた。

     ガーナともサッカーとも無縁だったが、「ちょうど途上国の手助けをしたいと考えていた」岩佐さんは、クラブの共同経営を引き受けた。しかし08年は成績が低迷し、プレミアリーグから降格。ガーナ人経営者との金銭的なトラブルもあり、岩佐さんは経営から離れた。

     「ガンバ・オールブラックス」は、金銭的な支援を失って経営基盤が弱体化。このため「ガンバ」の名前は、ガーナリーグから消えてしまいそうな状況にまで追い込まれている。(アクラ〈ガーナ〉=藤田淳)

      
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