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(4)国近友昭(エスビー食品) 自分に勝ち「最高の人破る」


国近友昭
 9月末の全日本実業団で、1万メートルを28分5秒38で走った。NTT西日本時代の自己記録を6年ぶりに更新した。

 「ずっと移籍前の記録を破ることを意識してきた。それがマラソン練習の過程で出た。やっと、つかみかけている。次はマラソンですね」

 葛藤(かっとう)は、99年の福岡で始まった。苦しくて途中であきらめたレースで、2時間10分10秒。欲がわいた。「より強いところで勝負したい」。翌年、エスビー食品に移籍した。「お世話になった人に恩返ししたい」と必死に練習した。

 01年には左足の外反母趾(ぼし)に苦しみ、手術を受けたが、今は月間1300キロを走り込むまでになった。30キロ走でばてていたNTT西日本時代の姿は消えた。昨年の福岡は、年間を通して練習を積めた。過去一番の手応えがあった。だが、勝負にからめないまま、2時間15分59秒で8位に終わった。

 練習はこなせても、レースで結果が出ない。マラソンの自己最高は4年前のまま。「何の裏づけもなく『本番に強い』と生意気だった昔の自分にさえ勝てないのか」

 瀬古監督の言葉に救われたという。「おまえの強さは、おれがよく知っているよ」。移籍で気負い、強気な持ち味を消していたのかもしれない。そう思ったら、胸のつかえがとれていった。

 走り込んだ。8月は1300キロ、9月はトラックの競技会に出ながら1000キロ。10月は左足首痛で3日休んだが、1400キロ弱。「去年よりは気持ちに余裕がある。きついと感じてからも、距離だけは踏もうと追い込んだ」。昨年の福岡は、体調のピークがレースの前に来てしまった。今回は練習量を減らす時期を遅らせるなど修正した。  標的は高岡寿成(カネボウ)。「実績のないおれのような人間は、最高の人を破ることでしか売り込めない」。それが果たされた時、4年前の自分にも勝てる。

(朝日新聞2003年12月5日付朝刊)



  • (1)高岡寿成 勝負に徹する最速ランナー
  • (2)尾方 剛 「復活の地」選び短期決戦
  • (3)諏訪利成 びわ湖の悔しさ、原動力に
  • (4)国近友昭 自分に勝ち「最高の人破る」

  • (5)佐藤信之 「心技体」そろえ復活期す





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