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(5)佐藤信之(旭化成) 「心技体」そろえ復活期す


佐藤信之
 期待されたシドニー五輪で41位に沈んで以来、「復活をかける」の枕ことばがついてまわる。昨年の福岡もそうだった。結果は自己最低の2時間29分51秒で36位。残り3キロ付近で歩いた。沿道を寂しそうに歩く3歳の息子の姿が見えた。99年世界選手権銅メダリストの屈辱の福岡だった。

 2日前に腹を壊し、下痢止めを飲んだ。ポイント練習を欲張り、抜けなかった疲労。2週間前に痛めた左腕。不安要素はいくつもあったが、「どれも、心技体の心の部分が普通じゃなかったからです」と言い切る。

 アテネの代表選考会までに、シドニーの敗因を探そうと躍起になった。悩み抜き、昨年は練習期間や内容を変えて臨んでもみた。行き着いた答えは「練習内容より、それを生かす心の持ちようが大事」。胸に巣くっていたシドニーに、自ら区切りをつけた。

 9月、福岡に向け始動した。練習計画は以前のものに戻し、前回4本だった40キロ走は8本。そのうち1本は今回、あえて飛ばした。2時間8分50秒。過去最速だった。  同じシドニー五輪代表だった旭化成の先輩・川嶋伸次のことを思い出したからだった。

 川嶋が選考会だった00年びわ湖を前に、40キロ走を1本だけ2時間6分台で走った。不思議に思って、川嶋が代表を決めた後に聞いた。「あんなに速く走ったら、疲労がたまってマイナスではないんですか」。川嶋は答えた。「確かにスタミナは大事だけど、あれがあったから、可能性を信じて走れた」。31歳の今、先輩の心境がよくわかる。

 「時々、ほれぼれするような若い走りをする。復活するには、気負わずに走れるかどうかなんだよ」と宗茂監督。

 福岡はいつも節目になっている。96年初マラソン。98年は自己最高を出した。昨年はどん底に落ちた。そして今回。「目標は優勝。そのためにベストを尽くすという原点に返ります」

(朝日新聞2003年12月6日付朝刊)



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