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(1)高岡寿成(カネボウ) 勝負に徹する最速ランナー
シナリオ通りに進んでいる。初マラソンの01年福岡は、42.195キロをまず経験し、同時に今年、アテネへの切符をもぎ取りにいくコースを知るのが目的だった。記録を狙った02年シカゴではその通りに2時間6分16秒の日本最高を樹立した。今年のテーマは「勝つこと」。日本人トップではない。初優勝をにらんでいる。
7月中旬から福岡に向けて練習に入った。クロスカントリーで土台をつくり、40キロ走は9本こなした。2年前は4本、昨年は7本。長い距離を余裕を持って走れるようになったことに手応えを感じている。
成長の一端を示したのが、11月の九州一周駅伝だ。数日前に30キロ走をこなした上で、向かい風と24度の暑さの中、上り下りの多い19.8キロを57分59秒で区間新。「余裕があった。今なら1万メートルで日本記録を更新できそうだと言ってましたよ。シカゴの1カ月前より、はるかに動きがいい」と伊藤監督。後半の勝負どころでは1キロ2分50秒で押せる力がついたという。
けがの多かったトラック時代に比べ、ほとんど故障なく練習を積めている。距離を踏むようになってスタミナがつくと同時に、上体をひねらなくなり、バランスのいいフォームに変わってきた。
「夏の世界選手権でも2時間8分が出る時代。ぼくもトラックで磨いたスピードには自信がある。福岡で優勝して、気兼ねせず、アテネで金メダルを狙うと言いたい」
記録にこだわるつもりはない。それでも、気象条件がよほど悪くない限り、優勝タイムは2時間7〜8分台と予測する。もっと速い展開になっても勝てるように、準備はできている。
女子の選考会では、高橋尚子(スカイネットアジア航空)が東京国際女子で後半、失速した。「失礼な言い方で申し訳ないが、いい勉強をさせてもらった。大胆かつ慎重に、レースの流れを引き寄せたい」。最速ランナーが勝負に徹する。
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アテネ五輪代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは7日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点に行われる。マラソン発祥の地への切符をつかみ取るのは、だれか。
(朝日新聞2003年12月2日付朝刊)
(1)高岡寿成 勝負に徹する最速ランナー
(2)尾方 剛 「復活の地」選び短期決戦
(3)諏訪利成 びわ湖の悔しさ、原動力に
(4)国近友昭 自分に勝ち「最高の人破る」
(5)佐藤信之 「心技体」そろえ復活期す

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