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09月25日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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イチオシRIO2016

 10代の若手から4度目の舞台に立つベテランまで。リオで今年開かれる五輪(8月5日開幕)、そしてパラリンピック(9月7日開幕)の担当記者8人が、それぞれの「イチオシ」選手を紹介していきます。

先月の全日本選手権で通算12度目の優勝。試合ごとに「この技を決める」という勝利より難しい課題を自身に課しているため、マットの上で笑顔を見せることはほとんどない=林敏行撮影伊調馨

伊調馨、レスリング極める 価値観変えた留学先の出会い(1/16)

 あなたにとって五輪は、他のアスリートが思うほど特別な舞台ではないのでは――。先月、4大会連続の五輪代表に決まった伊調馨(31)=ALSOK=に尋ねた。「そうですね」。あっさりと返ってきた……[続きを読む]

金島淑華記者

取材した記者金島淑華(33)

 吉田沙保里は人当たりが良くて、取材で「結婚したいけど、相手がいない」とぶっちゃけてしまう人だ。それに対し、伊調がレスリングの試合や技術以外のことを語ることはめったにない。関係者から聞く「酒を飲みながら熱く語る」「喜怒哀楽が激しい」といった評が取材を通してだと、ピンとこなかった。
 吉田が陽で、伊調が陰。そんな勝手なイメージを覆したのが、ノードヘーゲンさんと会話する伊調の姿だ。大きな身ぶり手ぶりで、声を上げて笑っていた。これほど表情豊かな彼女を見たのは初めてで、レスリング観が変わった経緯を話してくれている間も終始笑顔だった。「もっと知りたい」と思っている。

試合に負けた時でも、卓球のことを考えるようになった。「卓球への好奇心がすごく出てきましたね。昔はずっと、なかったですから」=諫山卓弥撮影福原愛

X線画像きっかけに新発見、オフでも卓球脳に 福原愛(1/17)会員の方は全文読めます

 福原愛(27)=ANA=の頭の中には今、アイデアがぎっしり詰まっている。2015年12月、ポルトガルでのワールドツアー最終戦を終えた帰り道。乗り継ぎ待ちのベルギーの空港で、ノートを開いた……[続きを読む]

前田大輔記者

取材した記者前田大輔(35)

 「泣き虫愛ちゃん」がテレビのバラエティー番組で人気者だった二十数年前、中学生だった私は卓球部員だった。困り顔でお笑い芸人とラリーをしていた福原の姿をよく覚えている。昨年、卓球担当になり、福原の口から「卓球人生の中で、今が一番楽しくて面白い」という言葉を聞いた。理由を知りたくて、今回の取材を申し込んだ。一つ質問すると、言葉が止まらなくなるほど、充実感が伝わってきた。
 取材を終え、写真撮影中にラリーをした。「タッチが柔らかいですね」。下手くそな私の卓球を褒める心遣いが、うれしかった。リオ五輪は卓球日本女子の最年長で迎える。「気遣いの愛ちゃん」は、きっと良きリーダーになるはずだ。

バレーボール

中大が2連覇を果たした昨年12月の全日本大学選手権。スパイクが決まるたび、喜びを全身で表現した=西畑志朗撮影石川祐希

バレー留学で学んだ闘争心、熱く1点もぎ取る 石川祐希(1/17)会員の方は全文読めます

 「ボールに触りません。ジャンプもしない。少なくとも1月いっぱいは」。昨夏のワールドカップ(W杯)で6位と健闘したバレー全日本男子。そのエースに駆け上がり、旋風を巻き起こした石川祐希(20)=中大2年=は、意外にも地味な正月を送っている……[続きを読む]

原田亜紀夫記者

取材した記者原田亜紀夫(43)

 インタビューを終えた直後、石川の何げない気配りに恐縮した。私たち取材陣が脱いだばかりのスリッパを自らの手で拾い、げた箱に片付け始めたのだ。「石川くん、自分たちでやりま……」と言ったときにはすでに遅かった。
 全日本のエースといえども、中大では特別扱いはしない。4人一部屋の寮生活で、コートの雑巾がけも自分たちの手でやる。ライバル校との試合で、石川が強打で決めるべきトスをフェイントで返した時は、先輩から「サボるな」と猛注意を受けたとか。ファンにもみくちゃにされる存在になってもテングにさせない大学体育会の環境が、石川をよりたくましく、かっこよく成長させていると感じた。

2015年末、地元の兵庫県で開かれた車いすテニスのイベントで、初心者の子どもらとふれあった。「私がテニスを始めたころに感じた純粋さを受け取りました」=井手さゆり撮影上地結衣

ロンドン後に引退…再びテニス専念決めた理由 上地結衣(1/12)会員の方は全文読めます

 その話を耳にしたのは、2014年夏のウィンブルドン選手権だった。「上地(かみじ)さん、ロンドン・パラリンピックでテニスをやめるつもりだったらしい」。顔なじみのテニスライターから聞かされた……[続きを読む]

稲垣康介・編集委員

取材した記者稲垣康介(47)

  上地は笑いながら言った。「しゃべりすぎて声が変です。みんなが楽しむ姿を見てると、ついついアドバイスを送りたくなる」
 昨年12月23日、兵庫県三木市で行われた車いすテニスの体験イベント。ゲストの上地は自ら子どもたちの輪に入り、声をかけた。心がけているのは普及、競技人口の増加などのお堅いテーマではなく、「遊びに来て、楽しかったから、また来ようというきっかけ作り」
 「一番伝えたいのは、夢中になることの楽しさ」。上地のリオへの挑戦に、メダルの重圧という悲壮感をあまり感じないのは、本人もその価値観を大切にしているからだと、にらんでいる。

先月のグランドスラム東京大会。男子81キロ級3位決定戦で一本勝ちしても厳しい表情を崩さずに道着を整えた=西畑志朗撮影永瀬貴規

卒論はライバル分析、世界の強豪に挑む 柔道・永瀬貴規(1/11)会員の方は全文読めます

 クリスマス。柔道男子81キロ級世界王者の永瀬貴規(たかのり、22)=筑波大4年=は、やっと2015年最後の大仕事から解放された。「大変でした。間に合ってよかった」。パソコンから大学の教授宛てに提出したのは卒業論文だ……[続きを読む]

野村周平記者

取材した記者野村周平(35)

 「永瀬はいいぞー。あれは伸びるぞ」。柔道関係者にそう言われたのは、2014年4月、全日本選手権の会場だった日本武道館でのことだった。中量級の永瀬が次々に重量級の選手たちを倒し、4強入りした。81キロ級の中でもヒョロッとしたひ弱な印象だったが、この時にパワーを技で封じ込めていく「要領」みたいなものをつかんだように見えた。そこから、永瀬の存在が気になりだした。
 世界の81キロ級は世界ランク1位のチリキシビリ(ジョージア)を筆頭に、筋骨隆々のアスリートがそろう。そこをどう勝ち上がるのか。永瀬の道は、日本柔道の「柔よく剛を制す」の精神と重なり合う。

最終予選初戦の13日の北朝鮮戦へ向け、気負いはない。「状態はどんどん良くなっている。楽しみな気持ちが強い」=藤木健撮影鈴木武蔵

「得点のにおいがする」FW鈴木武蔵 必ずリオ切符を(1/11)会員の方は全文読めます

 12日開幕のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選前、国内での最後の練習試合で、現23歳以下(U23)日本代表候補チームは終盤まで0―1と追い込まれていた。昨年11月26日のJ1湘南戦だ。五輪出場権獲得は大丈夫なのか――。[続きを読む]

藤木健

取材した記者藤木健(33)

  伸びしろたっぷりの未完の大器。プレー面への期待とともに、ムードメーカーである点も見逃せない。石垣島合宿中の先月24日、FW久保(ヤングボーイズ)の誕生日にハッピーバースデーを歌ったという。報道陣の前で、「普通のじゃない。こっちですよ」と、スティービー・ワンダー版を口ずさんだ。仲間によれば、「なかなかの美声」だったとか。流行したお笑いネタ「ラッスンゴレライ」のものまねを披露し、手倉森監督を爆笑させたこともある。
 直前合宿から数え、五輪出場権獲得までは約1カ月間の共同生活になる最終予選。チームの雰囲気も大事になる。この男がゴールで乗っていけば、周囲を明るく照らすだろう。

ファッション誌「ヴォーグ ジャパン」の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2015」にスポーツ界から唯一選ばれた。11月の授賞式では「普段はこんなドレスを着ることがないので新鮮な気持ち。肩が出ているのも、アスリートらしさが出ていいかなと思う」=阿久津篤史撮影渡部香生子

「あの子はイルカ」 19歳渡部香生子、2度目の五輪へ(1/10)会員の方は全文読めます

 リュックを背負った幼い兄弟が両親に手を引かれ、カップルは土産を抱えて笑い合う。クリスマスイブの先月24日。にぎわう羽田空港で、渡部香生子(わたなべ・かなこ、19)=JSS立石=は大きなスーツケースを押していた。目的地はグアム。年始にかけて、暖かい南国で泳ぎ込むためだ……[続きを読む]

清水寿之

取材した記者清水寿之(37)

  彼女は手ごわい取材相手だ。機嫌のいいときが少なく、返ってくる答えも素っ気ないことが多い。マスコミへの不信感があるのかもしれない。ロンドン五輪前にはヒロインとして持ち上げ、大会後、不振に陥ると離れていった。母の恵美子さんは「あの子なりに山あり谷ありだった」と振り返る。
 最近は少し変わった。こちらの質問に、一生懸命言葉を探す。「注目されるのに慣れてきた」。プールの内外で、4年前の経験を生かしている姿が頼もしい。年末は練習で忙しく、まとまった時間をもらって話を聞けなかった。2度目の五輪を終えた後、彼女はどんな顔で、何を語ってくれるだろうか。

日本陸連の新人賞を12月に受賞し、笑顔で記念写真に納まった=東京都港区、諫山卓弥撮影サニブラウン

中学時の引きこもり越え成長 サニブラウン、五輪へ疾走(1/9)会員の方は全文読めます

 陸上短距離界に彗星(すいせい)のごとく現れたサニブラウン・アブデルハキーム(16)=東京・城西高2年=は、恵まれた素質で躍進するエリートなのか。2015年11月、東京のナショナルトレーニングセンターに、20年東京五輪での活躍が期待される「ダイヤモンドアスリート」に選ばれた若手選手が集った……[続きを読む]

取材した記者増田創至(40)

 初取材は彼が高1だった秋の長崎国体。少年男子B(中3と高1)の100メートルで優勝した。背は高いが、体は細く、あごの上がった粗削りのフォームを見て、伸びしろを感じた。指導者が山村監督と聞き、興味は増した。少年時代、マラソンでの五輪出場を夢見た私が進学先として迷った大阪・清風高出身で、勝手に親近感をもって見ていたからだ。
 昨年6月の日本選手権の展望記事で優勝候補の1人として紹介して、他社の記者から「あおりすぎ」と指摘された。見る目があったと誇りたいところだが、これほどの急成長は予想できなかった。「和製ボルト」と世間は言う。歩幅の大きな走りだけでなく、テレビゲームが趣味(彼は親に内緒で大型テレビを購入したんだけど)など共通点も多く、言い得て妙か。リオそして4年後の東京へ、ボルトのような活躍を期待しても、今なら誰も驚かない。

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