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NFL

〈渡辺史敏リポート〉
気になるエースWRバレスの状態

2008年02月03日

 いよいよ明日、第42回スーパーボウルが開催される。会場となるのはアリゾナ州フェニックス近郊、グレンデールのフェニックス大学スタジアム。開閉式の屋根を持ち、札幌ドームのように天然芝のフィールドを屋外に出すことができる最新スタジアムだ。

 雨になれば屋根が閉められるため、昨年の第41回のように雨中の対戦となることは基本的にないが、現地の天気予報はアリゾナには珍しく小雨、気温は13度となっている。場合によっては芝が少し濡れた状態でのキックオフになるかもしれない。

 出場するペイトリオッツとジャイアンツ、双方の準備は順調なようだ。足首負傷疑惑が取りざたされたペイトリオッツのQBトム・ブレイディだが、水曜と金曜に発表された負傷者レポートに名前があったものの、負傷部位が足首ではなく、右肩であったことが周囲を驚かせた。ただ負傷の程度ランクは出場確率75%とされる”プロバブル”で、さらに練習に参加し続けたことから、問題なくプレーできるだろうというのがおおかたの見方である。

 この他ペイトリオッツは右肩の負傷が伝えられていたWRジャバー・ギャフニーも負傷者リストからはずれ、フルに練習に参加、チーム全体が健康な状態にあるようだ。

 対するジャイアンツだが、気になるのがエースWRプラクシコ・バレスの状態。ペイトリオッツより自分たちジャイアンツのレシーバーのほうが良いと言ったり、勝利すると断言したり、何かと話題の主となっていたバレスだが、足首と膝を故障しているということで負傷者レポートに出場可能性50%の“クエショナブル”で登録され、水曜から金曜まで練習に参加しなかった。とはいえ、けがが癒えていなくても通常どおり試合には出場してくるだろうと思われる。

 アメリカの中堅都市にありがちなことだが、中心地フェニックスのダウンタウンはビジネス街のため、スーパーボウル前日でも意外に閑散としている。だがスタジアム周辺のグレンデールの街ではライブやストリート・フェスティバルなど数多くのイベントが開催され、全米から集まったNFLファンたちでにぎわっている。

 この日午後には今年のプロ・フットボール名誉の殿堂入りメンバーが発表された。元レッドスキンズWRアート・モンク、CBダレル・グリーン、チャージャーズ、49ersでプレーしたDEフレッド・ディーン、元チーフスのDBエミット・トーマス、元ペイトリオッツのLBアンドレ・ティペット、元ヴァイキングス、ブロンコスのOTゲイリー・ジマーマンの6名が栄誉に輝いている。

 砂漠の地での最終決戦はもう目の前だ。

著者略歴

渡辺 史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。ニューヨーク在住。現在はNFLをはじめ、MLB、サッカーなど米プロスポーツと、IT分野で取材・執筆活動を行っている。日刊スポーツでブログも担当している。

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