2005年04月03日12時28分のアサヒ・コム第77回選抜高校野球大会

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【愛知】東邦4強入りならず 疲労の木下、制球乱す

2005年04月03日

 第77回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)に出場中の東邦は2日、準々決勝で羽黒(山形)と対戦。5―1で敗れ、16年ぶりの4強入りを逃した。3試合目の先発となった疲労から主戦木下が高めに浮いた直球を痛打され、打線も粘投する木下を助けられなかった。一方、ベスト4入りを決めている愛工大名電は3日の第1試合(11時開始予定)で、2年連続の決勝進出をかけて神戸国際大付(兵庫)と対戦する。

     ◇

 1回2死三塁。マウンド上の主戦木下達生君はいつも通り、すべり止めを右手でつまんで帽子のつばに手をやった。打席には羽黒の4番佐藤大介君。ボールカウント0―2から投げた3球目の直球は、やや高めに浮いた。打球は、快音を残して左翼線へ。今大会3試合目で初めて先取点を許した瞬間だった。

 「もっと低く、もっと低く」。木下君は頭の中でつぶやき続けた。

 最速144キロの直球と大会屈指の三振奪取率をひっさげ、乗り込んだ甲子園。試合前には「完全試合を狙う」「三振をとる投球をする」と、強気の発言も飛び出したが、それよりもこだわったことがある。「勝つこと」だった。

 大会一の速球投手と言われた柳ケ浦(大分)の山口俊君が、140キロ台後半の速球を投げながら初戦で敗退。勝つ難しさを甲子園で目の当たりにした。「スピードは落としても、制球重視で投げる」。甲子園で勝つために導き出した答えだった。

 初戦は、好投手を擁する育英戦。高低、内外に丁寧に投げ分け、延長10回を無失点。強打の東海大相模戦ではフォークなど縦の変化を使い、連打を一度も許さなかった。

 迎えた準々決勝も制球重視の作戦だった。しかし、疲労、肩の張り、握力の低下が木下君の微妙な制球を狂わせた。

 5回2死二、三塁の危機では、低めを狙った直球がワンバウンドして暴投になり、3点目を失った。6回1死にも初回に先制打を許した佐藤君に対し、3球目の直球が甘く入り、左翼線に三塁打。続く5番の吉野渉太君には2球目のカーブが真ん中に入り、右翼線に落とされた。ここまで2試合で2本しか許していなかった長打を1試合で6本も打たれた。

 森田泰弘監督は試合前、ブルペンの投球を見て木下君の不調に気づいていた。試合中、交代させようともしたが、木下君は「大丈夫です」とマウンドに向かい続けた。

 「甘く入った。ボールが高かった。連投に耐えられる投手になって夏も帰ってくる。泣きもしないし、下も向かない」。試合後、木下君は淡々と話した。

 「目指すところはまだ上ですから。プロに行ってメジャーで戦いたい」。志の高い大器は、早くも夏を見据えている。


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