2005年04月04日10時56分のアサヒ・コム第77回選抜高校野球大会

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【兵庫】神戸国際大付、名電に惜敗 最後まであきらめず

2005年04月04日

 第77回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)は3日、準決勝があり、神戸国際大付は愛工大名電(愛知)に6−8で惜敗した。一度は逆転に成功する粘り強さを発揮したが、試合巧者の愛工大名電にリズムを狂わされ、再逆転を許した。それでも県内勢として4年連続ベスト4以上となる健闘ぶり。阪神大震災から10年の節目に活躍した球児たちに、スタンドから温かい声援が飛んだ。

 今季のチームの特色を象徴するかのような攻撃だった。

 先発の大西が立ち上がりを攻められ、1点を先制された1回裏。先頭の前田が四球で出塁するとすかさず盗塁を決め、伊田が送った後、井内のレフト前ヒットですぐに同点とした。2点を追う5回にも、前田の連続盗塁や四球で2死満塁のチャンスを作り、勝負強い堂本と長谷川の連打で試合をひっくり返した。

 そつのなさと粘り、そして最後まであきらめない気持ちの強さ。これまでの戦いで随所で発揮してきた武器だ。1回戦の甲府工戦でも7回に1点を先制されたが、8回に4点を奪って逆転勝ちを収めた。

 3点を追う9回。ベンチに暗さはなかった。先頭・井内の打球はライトの好プレーに阻まれたが、正木が死球で出塁。2死後、長谷川の中前安打で相手の失策を誘い、1点を返した。スタンドは再度の逆転劇を願ってわいた。最後は桜井がセカンドフライに倒れたものの、昨春の準優勝校、愛工大名電を相手に互角の試合展開だった。

 「最後まで強い精神力でプレーすることができた」。試合後、悔しさをにじませながら話していた主将の堂本の表情が、一瞬やわらいだ。

 チームの奮闘をマウンドで支えた大西と有元。試合後に見せた顔は対照的だった。

 「疲れはありませんでした。調子もこれまでと変わりません」。試合後、大西は自分自身に腹を立てていた。

 この日、疲れと調子の悪さは明らかだった。変化球が決まらず、1回の先頭打者に四球。執拗なバント作戦が疲労に追い打ちをかける。テンポを狂わされ、6回までに7点を失った。「味方が点を取ってくれたのに裏切ってしまった。制球と精神面を鍛え直す」と雪辱を誓った。

 一方の有元。道具をかついでベンチから引き上げてきた時、泣きじゃくっていた。

 準々決勝に続いての登板。7、8回は安打を許しながらも、巧みな牽制で走者を刺し、相手の攻撃の芽を摘み取った。悔いが残るのが9回。1死二、三塁でスクイズを決められ、1点を追加された。「カウントを悪くした自分の責任。全国で通用する力がなかった。自分を練習で追い込んで、自信と実力をつける」と自分に言い聞かせた。

 「勝った方は必ず優勝しよう」。試合前、青木監督は愛工大名電の倉野監督と言葉を交わした。青木監督は愛知工大出身で、倉野監督の後輩にあたる。監督に就任直後から、愛工大名電とよく練習試合をした。当時、コーチを務めていたのが倉野監督だった。

 2人はかつて、「甲子園で対戦できたらいいですねえ」と話したことがあるという。それが実現し、青木監督は「勝ちに徹する野球をする強敵だが、思い切ってぶつかるのみ」と意欲をのぞかせていた。試合後は「選手たちはよくやったと思う。この経験をきちっと分析して夏に挑みたい」と静かに語った。


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