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優勝争い 粘って絡む 尾崎好美(第一生命)

2008年11月14日11時9分

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写真2度目のマラソンに挑む尾崎好美

 粘り。マラソンに必要なものを、この27歳は持っている。91年世界選手権銀メダリストの山下佐知子監督も「じわじわと力を積み重ねるタイプ。時間はかかるかもしれないけど、マラソンに向いている」と太鼓判を押す。

 初マラソンは今年3月の名古屋国際。神奈川・相洋高から入社して8年目は早いデビューとは言えないが、山下監督の言葉が示すようにじっくり時間をかけてつくりあげてきた。「マラソンにはスピードも必要なので、トラックでしっかり準備をしたかった」と尾崎。6月の日本選手権1万メートルで5位。狙い通り、スピードも磨かれてきた。

 初の42.195キロは、いい意味で山下監督の期待を裏切った。2時間26分19秒で2位。結果を早々と出した。それも、直前に左くるぶしを痛め、あまり練習ができなかったにもかかわらず、だ。

 ただ、不満も残った。優勝争いには絡めなかった。「1回も仕掛けることができず、離れていった。自信がなかった」。持ち味の粘りは出したが、「第2集団で出しても仕方ない」。2位という喜びと悔しさが入り交じった。

 だから、今回は勝負できる位置にいたいと思っている。目標タイムは2時間26分切り。「普通に走れば2時間25分前後でいける」と自信をみなぎらせる。

 楽しみがある。途中で第一生命本社の前を走ることだ。「モチベーションになっている」。10キロ、33キロ付近で通過する。「その時まで先頭集団にいたい」。もちろん、それで引き下がるつもりはない。持ち味の粘りを優勝争いで発揮するつもりだ。=おわり

(小田邦彦が担当しました)

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