大自然の中の道で競うモータースポーツの世界選手権大会「ラリージャパン」が今秋、札幌を拠点に胆振、空知地方で開かれる。候補地の一つ、財政再建団体の夕張市の市役所で13日、大会組織委員会の長崎正人副委員長が地元商工会や観光業者の代表に概要を説明。「騒音や排ガスを心配する人もいるが、交通法規を守り、環境保護対策も講じている。財政破綻(はたん)した街を盛り上げる一端になれば」と語った。
ラリージャパンは国際自動車連盟(FIA)が統括するF1と並ぶ世界選手権の一つで、今年5年目。大会は10月31日から11月2日まで、会場は札幌ドームを拠点に千歳、苫小牧、恵庭、夕張、美唄、岩見沢、三笠の8市に及ぶ。
参加車両は90台で、22カ国からドライバーが参加。ここ数年は毎回20万人以上の観客が集まるという。夕張市の場合は昨年11月に打診を受けた。林道の使用許可やコース設定はこれからだが、市や商工会は経済効果に期待して協力する姿勢だ。
長崎氏は「住民は本町付近でラリー車の一般走行を見られ、他の都市と比べても一番眺めの条件がいい」と太鼓判を押す。環境調査もして「二酸化炭素を増やした分の植樹にも取り組む」という。