前半だけで3トライし、24―0。しかしトヨタ自動車の楽勝ムードは、後半に入ったとたんに消し飛んだ。
FW戦で後手に回る。開始直後、ラインアウトから左に展開されてトライを許すと、15分はサントリー得意のモールで攻め込まれた。人数をかけても止まらず、ゴールラインまで押し切られた。25分、FB久住のトライ(ゴール)の直後も、モールで押し負ける。「タフな試合。簡単には勝たせてくれない」と主将の麻田。流れは完全に変わり、終了間際には追いつかれた。
正SOの正面を右足首のケガで欠き、高卒3年目の黒宮が初先発。DGを決めるなど奮戦したが、経験の浅さは否めない。「よくやったが、後半は攻め込まれ、多少パニックになったかも」と石井監督はかばう。
試合後、神妙な表情を崩さなかったトヨタの監督、主将に対し、サントリーの清宮監督は時折笑みを浮かべていた。「収穫はウチのほうがあった。次は相手の強みを消す戦いをする。トヨタは、大変だと思いますよ」。好対照な両者は1週間後、再び対戦する。