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37歳の伊達、全盛期の迫力

2008年05月05日11時21分

 最後はしっかり勝利で締めた。「シングルスで負けて、ダブルスはなんとしても勝ちたかった」と伊達。それにしても、シングルスの予選1回戦に始まり、8日間で12試合。シングルスだけで16時間42分、ダブルスを合わせると計22時間15分。30度を超す時間帯も多い中、ほとんど休みなく走り続けた。これほど元気な37歳もいないだろう。

 昨年9月から週6日、2〜3時間の練習。コートに立たない日を含めて連日、筋力トレーニングや走り込みも続けてきた。シングルスも勝てそうな展開だった。第1セットを奪い、第2セットも4―2としながらの逆転負け。勝ったタマリネは「伊達さんのほうが疲れていてラッキーだった」と振り返ったが、伊達にしてみれば「体は大丈夫。決勝は、それまでとは違う緊張があった」。抱え続けた右肩痛が消え、全盛期以上に迫力を感じさせるサーブの制球が、この日は大事なところで狂ったのが惜しまれる。

 それでも「負けても昔ほど、悔しくて悔しくて、という気持ちはない。次にやるべき課題がわかりました」。次週は福岡、再来週は久留米と連戦はさらに2大会続く。「何度か対戦すれば若い選手も私のテニスがわかってくるはず。今回のような活躍は続かないと思う」。しかし、体力が本当に「大丈夫」なら今の彼女に勝つのは簡単ではない。若手たちにとって、またとない刺激材料が戻ってきた。(杉山圭子)

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