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04年大みそかの格闘技2大イベントは両者ともに昨年より平均視聴率を伸ばした。K―1は19.5%から20.1%へ。PRIDEは12.2%から14.0%へ。人気の定着をうかがわせる高率だった。
TBS系列が放映したK−1で瞬間最高視聴率を記録したのは魔裟斗(まさと)と山本“KID”徳郁(のりふみ)の中量級対決で31.6%(午後10時7分)。一昨年の曙−ボブ・サップ戦の43%にこそ及ばなかったが、メーンを務めた曙―ホイス・グレイシーは24.6%、セミファイナルのボブ・サップ―ジェロム・レ・バンナも28.1%の瞬間最高視聴率を記録した。
一方、フジテレビ系列が放映したPRIDEは、五輪金メダリスト対決となった吉田秀彦―ルーロン・ガードナー戦がこの数字では25.9%で最高。柔道の滝本誠のデビュー戦も24.1%でNHKの紅白歌合戦に迫った。メーンのヘビー級タイトル統一戦エメリヤーエンコ・ヒョードル―アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラも20.5%の数字を残した。
ただ、視聴率と試合内容は必ずしも正比例しない。総合格闘技に初挑戦した曙は、あっさり寝技に引き込まれて手首をきめられ、わずか2分13秒でギブアップ。文字通り「赤子の手をひねる」完敗で、これで参戦後6戦全敗。試合後の記者会見では「勝つまでやりたい」と引退は否定したが、「(高知競馬の)ハルウララみたい」ときついつっこみを受けた。
魔裟斗―山本戦は双方ともにダウンを奪い合う見応えのある打撃戦だったが、順番は中盤の第6試合。魔裟斗が後で「何でオレの試合がメーンじゃないんだ」と不服を口にするなど、知名度重視のマッチメークは今後に課題を残しかねない。
PRIDEでブーイングを浴びたのが滝本―戦闘竜戦。寝技に付き合わない戦闘竜と、打撃は素人の滝本がお互いの間合いを主張して、ぐるぐるリング内を回る展開に終始した。判定で勝った滝本が「総合格闘技をなめてました。すんませんでした」と場内に謝罪する幕切れとなった。膠着(こうちゃく)状態に陥ったのは吉田―ガードナー戦も同様だ。
3度目の対戦となったヒョードル−ノゲイラは互いに技と力を尽くすメーンにふさわしい一戦となったが、瞬間最高視聴率では滝本、吉田に及ばず。技術水準と知名度の差は、PRIDEにとっても頭の痛い問題になりそうだ。
(数字はビデオリサーチ調べ、いずれも関東地区)
◇主な対戦結果
【K−1 Dynamite!!】
○ホイス・グレイシー 手首固め ●曙
△ボブ・サップ 引き分け △ジェロム・レ・バンナ
○魔裟斗 判定 ●山本“KID”徳郁
○藤田和之 KO ●カラム・イブラヒム
【PRIDE 男祭り】
○エメリヤーエンコ・ヒョードル 判定 ●アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
○ルーロン・ガードナー 判定 ●吉田秀彦
○滝本誠 判定 ●戦闘竜
(01/10 10:22)
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