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どうなるPRIDE フジの放送中止

2006年06月13日14時15分

 総合格闘技「PRIDE」が5日、00年から6年間中継していたフジテレビから放送中止という「絶縁状」を突きつけられた。全国ネットの地上波中継を失うことで大会運営への影響は必至だ。

 フジテレビにとってPRIDEは優良番組だった。昨年末の「男祭り」の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ。関東地区)は17.0%(午後8〜11時)、5月5日の「無差別級GP開幕戦」も17.6%を記録した。

 その視聴率を稼ぐドル箱番組の中止通告はあまりに唐突だった。前日の6月4日に開催した大会にフジテレビは撮影スタッフを派遣。5日のイベントにもフジテレビ関係者が出席していたからだ。

 フジテレビは「運営会社に不適切な事象があった」として詳細は明らかにしていない。PRIDEの運営会社DSEの顧問弁護士は「DSEが暴力団と関係している」という一部報道が、決定に影響したとしている。

 地上波の放映権料収入は全体の10〜15%を占めていただけに、DSEの危機感は強かった。8日の釈明会見は、異例の一般公開に踏み切り、報道関係者に加え、ファン600人が会場を埋めた。

 選手54人も集結。PRIDEライト級王者五味隆典は「最高の試合をPRIDEで見せたい」と語り、スター選手ミルコ・クロコップも「放送中止の決断を後悔してもらおう」とコメントを寄せて結束をアピールした。

 榊原信行社長は「報道は事実無根」と強調。7月1日に準々決勝がある無差別級GPや年末の「男祭り」は予定通り続けることも発表し、「チケット収入や有料放送もあり、地上波の放映権料が根幹を揺るがすことはない」と話す。

 しかし、有料放送を続けるスカイパーフェクTVも「対応を検討中」としている。フジテレビは格闘技番組やスポーツニュースで、PRIDEの話題を取り上げることもやめるため、観客動員にも響く。収入が減れば、高額報酬を支払えなくなり、有力選手が流出する可能性も出てくる。

 会見に来たファンの男性(19)は「事実無根というが説明が乏しい。こうやってファンを集めて乗せるというのは意図的」と話す。何よりもPRIDEを支えてきたファンの不信感を払わなければ創設10年で大きな危機を迎えることになる。

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