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名QBのファーブ、現役引退を正式発表 NFL

2008年03月07日20時54分

 米プロフットボールリーグ(NFL)最多の442TDパス記録を持つパッカーズのQBブレット・ファーブ(38)が6日、本拠のウィスコンシン州グリーンベイで現役引退を正式発表した。「(肉体的には)プレーできると思うが、もう気力がない」と涙した記者会見は、全米にテレビ放映された。

 ファーブは南ミシシッピ大から91年にファルコンズ入りし、翌年パッカーズに移った。リーグ最優秀選手3度、パス獲得距離6万1655ヤード、先発QBとしての通算160勝と連続試合出場253試合はいずれもNFL最多。96〜97年シーズンにはリーグ唯一の市民球団を29季ぶりのスーパーボウル制覇に導いた。

 決して順風満帆だったわけではない。20代のころは鎮痛剤中毒に苦しみ、30代になるとタックルを受けるあまり脳振盪(しんとう)に悩まされた。03年末には父親を心臓発作で亡くし、04年に義弟が交通事故死。さらに妻が乳がんと診断された。それでもフィールドに立ち続け「鉄人」と評価された。

 小さな田舎町のチームから全米の英雄となったファーブは「引退した選手を見るたびに、どうして泣くのかと思っていたし、おれは泣かないと決めていたのに」。そう話したが、涙をこらえられなかった。

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