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塚田、親友倒して7連覇、金誓う

2008年04月21日01時42分

 〈全日本7連覇で五輪切符の塚田真希〉

写真

決勝戦を終え、泣きながら抱き合う塚田真希(左)と薪谷翠=中田徹撮影

 戦いを終えた畳の上で、感極まって抱き合った。「決勝で戦えたことが、素直にうれしかった」。北京に向かう塚田は、柔道人生に幕を引いた薪谷に「ありがとうございました」と声をかけた。

 旗判定3―0で、内容は塚田の完勝だった。「相手は動きが速い。動きを止めようと思った」。考えた通りの試合運びを実践できる力が、塚田にはある。奥襟をつかんで圧力をかけ、懸命に足技をかける相手の攻めを完封した。

 塚田は、1歳上の薪谷が大好きだ。「強いのに優しく接してくれた。おいしいご飯もたくさんごちそうになった」。一緒に温泉に行ったり、おそろいのTシャツを作ったりしたこともある。目標であり、ライバルであり、そして親友だった。

 引退を決意した親友との戦い。史上最多の7連覇もかかっていた。でも、「気持ちは無に近い状態だった」と塚田は振り返る。目の前の試合に集中し続けることができる精神面の強さは、五輪でも武器になる。

 薪谷の決勝進出は3年ぶり。若手に追い上げられなかなか勝てなかった先輩が、勝ち進んで最後の舞台で待ち受けてくれた。

 「いろんな人たちの思いを背負って代表になっていることを自覚して、全力で金メダルを目指します」。塚田の北京にかける思いが、一段と強くなった。(柴田真宏)

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