現在位置:asahi.com>スポーツ>相撲> 記事

稀勢の里猛進 朝青、魁皇、そして光喜破る

2008年05月16日12時07分

 期待の稀勢の里が今場所はいい。初日の朝青龍に続いて魁皇、そしてこの日は琴光喜も破った。しかも、殊勲の3勝はいずれも完勝。存在感を示している。

写真

稀勢の里(左)は寄り倒しで琴光喜を破る=徳山喜雄撮影

 「何とか、右を差されないようにという気持ちだけだった」というけんか四つの一番。立ち合い、差し合いで分がよかったのは大関の方だ。だが、前に出る圧力で左を差し込む。ともに上手を引き合って胸を合わすと、迷わず一気に寄って出た。

 支度部屋に戻った21歳は最初はご機嫌に質問に答えていた。「欲を言えば、相手の上手を切りたかった。横綱、大関戦の方が内容がいい?なぜですかね。ここから、どこまで星を落とさずにいけるか。やるだけです」

 だが、北の湖理事長(元横綱)が褒めている、という話をすると、聞こえないふりをした。照れているのか。舞い上がってはいけない、と自己規制しているか。顔を真っ赤に膨らませた。

 稀勢の里を可愛がっている同じ二所ノ関一門の松ケ根親方(元大関若嶋津)がいう。「とにかく気が強いね。本場所の朝青龍戦はもとより、巡業先の土俵でも、白鵬に張られても何度も向かっていく。あの姿勢がいい」

 小結7場所目。まだ、関脇には届かないが、外国出身力士が上位を占める土俵で、日本人力士の中では期待度はトップクラスだ。巨木に育つきっかけをつかもうとしている。(竹園隆浩)

ここから広告です
広告終わり

PR情報

このページのトップに戻る