フィギュアスケートの四大陸選手権は9日(日本時間10日)、米コロラド州コロラドスプリングスで開幕し、男子ショートプログラム(SP)が始まった。日本女子の3選手は10日の競技開始を前に記者会見し、唯一の初出場となる村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は「SPとフリー両方とも良かったことがないので、ここでしっかりやりたい」と抱負を述べた。
村上は今季のグランプリ(GP)シリーズは靴のトラブルなどもあり、ファイナル進出を逃した。が、昨年末の全日本選手権で総合3位と復調し、2年連続での世界選手権(3月、フランス)出場につなげた。今季の最終目標は、前回の世界選手権の8位を大きく上回る表彰台。「このままじゃいけないと思う」と自覚するように、より高度な技に挑む必要がある。試行錯誤が続くなか、絞られてきた案が、SPの2連続3回転トーループをより高難度のフリップ―トーループに変えるか、フリーの後半に2連続3回転を加えるか。山田満知子コーチによると、後者の可能性が高い。
9日午後の練習は貧血と腹痛を訴えて途中で切り上げたが、症状は軽いという。新しい構成を試す好機に向けて、17歳は「自信を持って臨みたい」。
2年ぶりの優勝がかかる浅田真央(中京大)は、今季封印してきたトリプルアクセル(3回転半)への挑戦について「SPにもフリーにも入れる構成で、自分としては入れたい気持ちでいます」と意欲満々。2年ぶり2回目の出場となる今井遥(東京・日本橋女学館高)は「今季初めてSPに2連続3回転を入れるので、しっかり跳べるようにしたい」と表情を引き締めた。(巌本新太郎)