2010年11月27日11時59分
第4セット、25点目が日本に入ると、ベンチの選手たちが一斉にコートへ飛び出した。日本男子が16年ぶりに金メダルを手にした瞬間。植田監督もスタッフと抱き合い、喜びをかみしめた。
第4セットがポイントだった。シーソーゲームで12―12に。ここから、一気にイランを突き放す。サウスポー清水の強烈なジャンプサーブで相手のレシーブを崩し、ブロックなどで連続6得点。「サーブのことはいつも言われているので、攻める気持ちを持ち続けた」。第3セットを奪われ、相手に傾きかけていた流れを完全に奪い返した。
今年開かれた世界選手権。32年ぶりのメダルに沸いた女子とは対照的に、男子は13位に沈んだ。今大会も2次リーグで2敗するなど曲折を重ね、ようやくたどり着いた決勝の舞台だった。
植田監督は「苦しい試合が続いた今年、最後の最後にやってくれた」。荒波をともに乗り越えた選手たちの手で、3度宙を舞った。(清水寿之)