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「頭突き王」、元プロレスラーの大木金太郎さん死去

2006年10月26日12時56分

 「頭突き王」として60〜70年代のリングを沸かせた元プロレスラーの大木金太郎こと金一(キム・イル)さんが26日、ソウル市内の病院で死去した。77歳だった。頭突きの後遺症に加え高血圧、糖尿病などをわずらい、十数年前から療養生活を送っていた。

 韓国南部の全羅南道生まれ。朝鮮から日本に渡って成功した同胞のプロレスラーの故力道山にあこがれて、50年代に玄界灘を越えて日本に密航。力道山門下からプロデビューした。

 得意技は、相手をわしづかみにして繰り出す強烈な頭突き。「原爆頭突き」と名付けられ、ファンを沸かせた。全盛期にはジャイアント馬場、アントニオ猪木らライバル相手に「名勝負」を繰り広げ、世界タイトルも数々手にした。

 後年は韓国で後進の指導に当たったが、頭突きを繰り返した後遺症も重なって体調を崩したままだった。95年に東京ドームで引退式、00年にはソウルでも引退式を行い、ファンの前に往年の雄姿を現した。

 韓国では「国民の英雄」とされ、94年と00年に叙勲された。26日に死去が伝えられると、テレビや通信社が一斉に速報を流し、死を悼んだ。

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