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 ラグビーを楽しむ簡単なコツ
2006年09月04日
いよいよ9月。ラグビーシーズンが到来した。ラグビー観戦といえば秩父宮、国立競技場(東京)、花園(大阪)での観戦が真っ先に頭に浮かぶ。しかし、企業の各チームは最近、Jリーグ同様「地域密着」をキーワードに活動しており、ホーム、アウェーをものすごく意識している。
 神戸製鋼(左)、ワールドの選手たちを出迎える震災の年に生まれた少年ラガーたち。試合前などには子どもたちへのファンサービスも行われている=2005年7月2日、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で
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 CTBコニアのパスを受けたNECのFW大東毅が左サイドを駆け上がりトライ=2005年2月27日、ラグビー日本選手権・NEC−トヨタ自動車戦で
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 前半、東芝のLOルアタンギ・侍バツベイは中央突破をはかる=2006年9月1日、トップリーグ・東芝―NEC戦で
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 PGを決める早大FB五郎丸=2006年2月12日、ラグビー日本選手権・トヨタ自動車―早大戦で
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 キック練習をする広瀬佳司選手
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■年々広がるファンサービス
例えば、私の出身チームNECグリーンロケッツ(千葉県)は、活動本拠地が我孫子市で、ホームグラウンドはお隣の柏市にある「柏の葉スタジアム」。ヤマハ発動機(静岡県)は「ヤマハスタジアム」(磐田市)をホームグラウンドに構え、Jリーグのジュビロ磐田と共に同市の看板チームとなっている。福岡サニックスブルース(福岡県)は「サニックスグローバルアリーナ」(宗像市)というように、チームの本拠地にホームグラウンドを構え、より地域密着を意識した行動を起こしている。
ラグビーの競技場は、地域を巻き込み日本各地に拡大している。秩父宮、国立での観戦はいわゆる「王道」だが、ひいきのチームのホームグランドへ遠征し、レプリカジャージを着て応援するのもいいかと思う。名産物を食べてから応援にいくのも、楽しみの一つだろう。
どのチームも、ラグビー人気復活に必死だ。地元でのイベント(東芝、NEC、神戸製鋼などの「ラグビー祭」や、サントリー、クボタなどの「ラグビークリニック」)はもちろん、会場でのファンサービスも年々手厚くなっている。チームフラッグ、パンフレットの無料配布は当たり前、サイン会、会場限定のグッズ販売もあるし、グラウンドでは選手たちと写真撮影できたり、子供たちにいたってはラグビー選手憧れの秩父宮で、前座試合としてプレーできる。
試合終了後は、アフターファンクション(両チームの選手が一緒に懇談する場)へ流れ込む選手を捕まえてサイン、写真撮影も可能! 選手とファンの垣根が低いのもラグビーの魅力だ。
■どこを見たらいい?
ラグビーは一つのグラウンドで総勢30名がプレーするという、数ある球技でも特に競技者が多いスポーツだ。初めて観戦する方は、選手が多すぎて、何をどう見ていいかわからないかもしれない。そこでオススメは、「一人の動きをじっと追う」こと。例えば会場で配られる選手紹介パンフを見て、自分がぱっと見で気に入った選手を選ぶ、「イケメン」と騒がれている選手を選ぶ、もしくは自分の名前と同じ選手に注目するなど。自分が選んだ選手だから、チームよりもむしろ感情移入があり、すぐにファンになってしまうかもしれない。
トライを量産するバックス(BK)の選手が注目されがちだが、フォワード(FW)にも目を向けてみてほしい。ボールはほとんど持たず、黙々と1列目でスクラムを組むプロップ(背番号1と3)や、地味ながらも泥臭く相手とファイトするフランカー(6と7)、空中戦では主人公だが、その他チームの核として働き続けるロック(4と5)など、テレビには映りにくいが、ひたむきに下働きをする選手を追うのも面白いと思う。
参考図:ラグビーのポジション
自分が目をつけた選手が、将来日本代表に。自分が育てたかのような感覚になり、益々ラグビー観戦病みつきになること間違いなし!
■おまけ 〜トミーの注目選手
私がおすすめする注目選手をピックアップしてみた。観戦の参考にしてほしい。
・大東殻(おおひがし・たけし、NEC、フランカー、No.6)
⇒大型化が進んできた日本にあって、178cm、88kgとFWとしてはかなり小柄だが、しぶといタックル、サポートなど「玄人好み」のプレイヤー。地を這うプレーが彼の真骨頂。日本人の強みを最大限活かしているプレーが特徴。
・ルアタンギ・侍バツベイ(東芝、ナンバーエイト、No.8)
⇒彼がボールを持ち、突進した後には跳ね飛ばされたプレイヤーがグラウンドに何人も倒れている光景は毎回おなじみの光景。188cm、127kg。ラグビーを全く見たことの無い人でも、わかりやすい豪快な突進は、スゴイの一言。トンガ出身だが日本国籍を取得し、日本名に「侍」をつけた。
・五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ、早稲田大学、フルバック、No.15)
⇒まず名字からして「覚えやすい」が、プレーも規格外のスケール。大学2年生にして既に日本代表入りの実績。185cm、95kgの恵まれたサイズで、防御網を次々と突破。イケメンで、大畑大介に次ぐスターになる可能性大。今後日本代表の中核を担う選手に。
・廣瀬佳司(ひろせ・けいじ、トヨタ自動車、スタンドオフ、No.10)
⇒日本代表キャップ40回を数え、今春代表を引退表明したが、復帰を熱望しているファン、関係者は多い。年齢も33歳となり、チームではコーチ兼プレイヤーだが、安定感抜群のゲームメーク、小柄(170cm)ながら激しいタックル、そして特筆すべきは、彼のゴールキック。どんな位置からも難なく決めてしまうそのキックは、そのキックを観るだけでもお金を払って観戦する価値アリ。
・山賀敦之(やまが・あつし、セコム、プロップ、No.1)
⇒32歳ベテラン(筆者と同期)だが、スクラムの強さは国内最強との声あり。サッカーのようなナイロンでやや大きめな短パンが主流の昨今だが、未だピチピチの短パンを履いており、そちらでも注目を集めている。ボールは殆ど持たないが、いぶし銀のプレーを随所に見せる好選手。相手選手からも憎まれない性格が特徴的?
【プロフィール】
トミー (本名:冨澤浩明)
1975年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。現役時代のサイズは身長162cm、体重66kg。経歴は以下。
鎌倉ラグビースクール→目黒高校(現目黒学院):第51回全国高校ラグビー大会ベスト8→関東学院大学:第33回全国大学選手権ベスト4→NECグリーンロケッツ:第40回日本選手権優勝
現役生活は18年。ポジションはスクラムハーフ一筋。NEC在籍時、日本選手権初優勝を機に、気分よく28歳で現役引退。引退後は会社員として働くかたわら、ラグビー人気復活のために子供達を指導したり、各種コラムを執筆中。趣味はロングボード、坦々麺食べ歩き。休日はラグビー指導、ロングボードに明け暮れる。ラグビー以外のスポーツではカバティにも興味あり!? 悩みは、初対面の人にラグビーやってましたとアピールしても殆ど信じてもらえない事。夢は自分が育てたスクラムハーフが日本代表として活躍する事。
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