この春の選抜高校野球大会に出場する鹿児島県の神村学園の野球部が、昨年9月、台風12号の豪雨被害に遭った三重県熊野市でボランティア清掃活動をした。練習試合で訪れるなじみの地。部員や監督、コーチが球場や海岸を掃除した。
「床から全部、ぴかぴかにするぞ」。4日午前、熊野市のくまのスタジアム。山本常夫監督(51)がぞうきんやほうきを43人の部員に配り、声をかけた。部員たちはぞうきんを冷たい水にぬらし、窓や机、トイレを拭いたり、ベンチの側溝にたまった砂をほうきでかき出したりした。
スタジアムがある山崎運動公園は台風に伴う豪雨や川の増水で約13ヘクタールの敷地すべてが水に沈んだ。球場も高さ70センチまで水につかり、放送設備やトイレの浄化槽なども使えなくなった。