原発事故でいわき明星大(いわき市)にサテライト校を置く双葉翔陽高校(大熊町)が、今夏の高校野球選手権福島県大会を最後に、野球部を休部することになった。双葉郡の住民が福島県内外に避難し、生徒数が激減、部員が集まるめどが立たないためだ。最終的には大会後に決まるが、選手たちは「最後の夏」に向け、ひたすら練習に励んでいる。
部員は現在12人。1年生が入部しなかったため、夏の大会が終わって3年生が引退すると、2年生3人だけになる。服部芳裕監督は「将来にわたり部員が入ってきて存続できる見通しがたたなくなり、休部が避けられなくなった」と話す。他の高校との連合チームは「生徒の練習などへの負担が大きい」として断念した。2年生には昨年の入学当時、「3年生までやらせてあげることができないが、それでもよければ来てくれ」と伝えたという。
人数が少ないため、守備や走者を置いての練習は、ピッチングマシンのある他の高校へ行く週末に限られる。選手たちは学年に関係なく、道具運びを分担するなどして練習時間を有効に使う工夫をしている。
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