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止まらぬ450試合出場、信頼の証 清水MF伊東輝

2009年6月28日6時50分

 27日、Jリーグ清水エスパルスのMF伊東が前人未到のJ1.450試合出場を達成した。2位の藤田俊哉(現・J2熊本)の419試合を引き離す最多記録。初出場の94年6月から16年、年平均約28試合に出続けた計算。歴代の監督から信頼されてきた証しだ。この日は負けはしたが、守備ラインと連係し、ゴール前に侵入する相手に対応した。

 身長170センチ未満と体格に恵まれないだけに、体のぶつけ合いになる前に球を奪う。だから守備的なポジションにもかかわらず、通算警告数はわずか24。忘れられない一言が今の自分を作った。

 ブラジルを破った決勝ゴールで知られる96年アトランタ五輪から帰国後、ベンチスタートが続いた。納得がいかず、当時のアルディレス監督の部屋まで理由を聞きに乗り込んだ。一言、「止まるな」と言われた。足を動かし続け、常に次のプレーの準備をしろという意味。意識すれば先発にまた戻った。

 若い頃は攻撃的MFだった自らの経験から、相手の動きを読めることも奏功。相手より先に動き出して危険の芽を摘むスタイルが確立した。

 「若い頃は血の気も多かった。でもベテランと呼ばれるようになって、違った良さが出てきたと思う」。すべての経験が450試合につながっている。(有田憲一)

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