【中小路徹】昨年度から中学校の保健体育授業で武道必修化が始まり、安全管理が懸念された柔道授業。朝日新聞社が全国の都道府県・政令指定都市の教育委員会に聞いたところ、昨年度の柔道授業中のけがを把握している23の道府県・市では、計88件の骨折事故があった。
23の道府県・市で、武道から柔道を選択していたのは1899校。約22校に1件の割合で骨折があったことになる。ただ、他競技と比較して特別に多くはなかったようだ。北海道では柔道で7件の骨折があったが、骨折を含む全治3週間以上のけががマットや跳び箱などの器械運動で22件、バスケットボールで16件、陸上で12件だった。柔道で6件の骨折があった群馬県では、器械運動で5件が報告された。また、死亡事故や後遺症が残る重篤な障害事故の報告は全国で無かった。
必修化を前に、部活を中心に学校管理下の柔道で過去118件の死亡事故があったことが報じられ、現場は安全確保に気を使った。
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