(10日、鳥栖2―1甲府)
【金子智彦】困ったときこそ頼りになるのがエースだ。鳥栖の豊田が2得点でチームに5試合ぶりの白星をもたらした。「危うく勝ち点3を失うところだった。最低限の仕事はできた」と控えめに喜んだ。
FWとしてのセンスが光ったのは後半ロスタイムの決勝点だ。オフサイドラインのギリギリでクロスを胸でトラップ。飛び込んできたGKをあざ笑うように右足で冷静に流し込んだ。
心優しい男だ。この日のヒーローインタビュー。凡ミスで失点したGK赤星を「(前節の)大宮戦で何度も危ない場面を止めてくれた」とフォローした。
今季10得点目も「このチームで10点は十分じゃない。僕にとっては何の節目でもない」とさらり。東アジア杯での日本代表入りが有望視されるが、「チームのためにしっかり準備して、責任感を持ってプレーしたい」。なかなか波に乗りきれないチームを引っ張ろうという気概をみなぎらせた。
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