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【鈴木剛志】第95回全国高校野球選手権記念宮城大会が13日、開幕した。開会式の会場は東日本大震災後の荒廃から復活し、「野球復興のシンボル」と位置づけられる石巻市民球場。近くに立ち並ぶ仮設住宅の住民も球児の活躍に期待している。
球場は震災で地盤沈下。直後から自衛隊の活動拠点になり、天然芝と土のグラウンドは荒廃した。だが、最大の被災地の一つ、石巻を支援しようと、震災後の米軍による救援活動「トモダチ作戦」にちなみ、米政府などの主導でスポーツ事業などを支援する団体「TOMODACHI(友達)イニシアチブ」や米大リーグが約100万ドルを寄付。昨年12月、人工芝の球場に生まれ変わった。本塁の後方の人工芝には、石巻市側から感謝の思いを込め、「TOMODACHI」の文字が記された。
選手宣誓したのは、気仙沼市の東陵高校の鈴木政信主将。入学式が延期され、不安な中で高校生活を始めたことに触れ、「今まで当たり前と思っていた、野球ができること。その喜びをかみしめています。被災しながらも復興を遂げた、この球場で開会式を迎えることができました。今、この感動と感謝の気持ちを白球に込め、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と力強く話した。
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