【パリ=酒瀬川亮介】反ドーピング活動に関する仏上院の調査委員会は24日に報告書をまとめ、自転車ロードレースの1998年ツール・ド・フランス大会に出場した約200人のうち、30人が持久力を増す禁止薬物エリスロポエチン(EPO)を使ったか、使用が疑われると発表した。優勝者のマルコ・パンタニ(イタリア)、2位のヤン・ウルリヒ(ドイツ)の使用も確認された。
トピックス「ツール・ド・フランス」トピックス「ドーピング」ユーロスポーツによると、内訳はドーピング陽性が18人で、疑われるのは12人。98年大会ではフランスのチームの車から大量のEPOや注射器が見つかり、チームごと大会から排除された。ただ、当時はEPO検査法がなく、今回の調査でEPOが選手間で蔓延(まんえん)していたことが実証された。
今回は、フランスの今後の反ドーピング政策に提言するのが狙いで、実態を正確に把握するために問題が多かった大会をさかのぼって調査した。当時採取した尿検体は冷凍保存されている。正式なドーピング検査の手続きを経ていないため、成績抹消などの処分は受けない。
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