【木村健一=バルセロナ、阿久津篤史】国際水泳連盟(FINA)は25日、バルセロナで総会を開き、理事会が決めた競泳平泳ぎのルール改正案を否決した。スタートからの潜水を15メートルまで認め、スピードの出るドルフィンキックを何度でも使えるようにする改正案は「平泳ぎの根幹を揺るがす」として反発が強く、出席者のほとんどが反対に回った。ルールは、現行の「飛び込んでからドルフィンキック1回と、1かき、1けり」のままになる。
現行ルールでは審判がプールサイドから目視しても分かりづらく、違反者がいる可能性が指摘されていた。ロンドン五輪男子100メートルを制したキャメロン・ファンデルバーグ(南アフリカ)がドルフィンキックを3回したと豪紙に告白。改正案はこうしたあいまいさを解消する狙いがあった。
関係者によると、FINAはルールを改正する代わりに、水中ビデオ判定の導入を検討しているという。
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