「あの打席に入る前は、少しだけ緊張した。ニューヨークのファンは『アジアから来た強打者のお手並み拝見』みたいな雰囲気だったから。でも、打席の中では冷静だった。外野フライを打てばいいと思った」
ヤンキース移籍1年目の2003年4月8日。本拠ヤンキースタジアムでは初の試合で、観客総立ちのなか左打席に立った。5回1死満塁。失投をとらえ、右中間へ満塁本塁打。ベンチに戻ってもスタンディングオベーションが鳴りやまない。ベンチを出て、右手をあげ、歓声に応えた。
「あまり好きではない。派手にやりたくないから。大歓声が収まらず、次のプレーに行けないから、トーリ監督が『やれ』と指示するので、やっていた。試合中に感情の抑揚をつけたくない。次は何をすべきか考えるとき、抑揚があると、思考が妨げられるから」
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