2009年9月11日19時55分
8月の世界陸上選手権の女子800メートル決勝で優勝した南アフリカのセメンヤ選手=AP
陸上の世界選手権ベルリン大会女子800メートルで優勝し、男性ではないかという疑惑が浮上したキャスター・セメンヤ(18)=南アフリカ=について、医学的検査の結果、男性と女性の生殖器を持つ両性具有であることが分かったと、11日付のオーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)が報じた。
同紙によると、セメンヤには卵巣がなく、男性ホルモンのテストステロンを大量に分泌する精巣が体内にあることが医学的報告で示されたという。同選手は先月のベルリン大会の後、血液や染色体のほか婦人科の検査を受けていた。国際陸上競技連盟(IAAF)はこれらの報道を受けて「IAAFの公式見解ではない」との声明を出し、最終判断は11月20、21日の理事会以降となる見通しを示した。
IAAFのデービス広報部長はAP通信の取材に対し、「もし男性ホルモンのおかげで有利であることが証明されれば、欺いたのではなく、生まれつきなのだから、メダルを剥奪(はくだつ)することは極めて難しいだろう」と語った。豪紙もメダルを剥奪されることはないものの、2位のジャネット・ジェプコスゲイ(ケニア)に別の金メダルが与えられる可能性があると報じている。