(30日、阪神2―1広島)
24年間のプロ生活で培った技は、3カ月弱のブランクなど問題にしなかった。7月3日以来の実戦となった広島の石井が、自らの引退セレモニーが用意された一戦で2安打した。1回に流し打って左前安打、7回は涙をこらえながら、右前にはじき返した。始球式は長女のはる佳さん(10)が務め、横浜(現DeNA)時代から慣れ親しんだ1番・遊撃でフル出場。球場を真っ赤に埋めたファンの目に、2431本目と2432本目の安打を刻んだ。試合後のあいさつでは「このような花道に立つことができ、今日は皆さんに咲かせてもらったような気がします。幸せな時間でした」と感謝の言葉を重ねた。