引退もささやかれていた陸上短距離界のスターが、9日に決勝がある第67回国民体育大会(ぎふ清流国体)の男子400メートルリレーで、熊本代表として出場を予定している。男子200メートル日本記録保持者の末続慎吾(ミズノ)。「今季は冷蔵庫のあり合わせ(で料理をしている)みたいな感じだった」と、32歳で本格復帰へ意欲をみせている。
末続は、4年前の北京五輪400メートルリレーで銅メダルを獲得した後、疲労を理由に長期休養。昨秋、約3年ぶりに復帰したが、ロンドン五輪は、代表選考会の日本選手権にすら、記録が届かず出場できなかった。
それでも、9月下旬の全日本実業団対抗選手権男子100メートルでは、予選を10秒70、準決勝を10秒71で順調に突破し、決勝は10秒74で8位ながら「楽しかった」と笑顔だった。5月の東日本実業団選手権では、同じく3本目となった決勝で筋肉が持たず、失速していただけに、「今回は違う。ちゃんと立って、へたり込んでいない」と、自信を取り戻した様子だった。