今季のプロ野球で最も活躍した先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員会が29日、東京都内であり、ソフトバンクの摂津正投手(30)が初選出された。ソフトバンクからは2006年の斉藤和巳以来6年ぶり。摂津には金杯と賞金300万円が贈られる。
今季は沢村賞の選考基準7項目を全て満たした投手はおらず、選考委員5人の話し合いは難航。「該当者なし」の意見も出る中で、両リーグ最多の17勝を挙げた摂津に決まった。土橋正幸・選考委員長は「昨年と比べ全体的な成績は低いレベルだった」と語ったが、「過去の受賞者の成績と比べて遜色はなかった」と選考理由を述べた。
昨年は、田中(楽天)とダルビッシュ(日本ハム)の2人が基準7項目を全て満たすレベルの高い争いだった。今季は摂津と前田健(広島)の2人が5項目を満たしたのが最高で、摂津は投球回と完投数、前田健は勝利数と完投数が基準未満だった。