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「新・神の手」騒動 アイルランド政府、再試合を要求

2009年11月20日19時39分

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 【パリ=村上研志】サッカーW杯予選欧州プレーオフでフランスの疑惑のゴールで本戦出場を逃したアイルランドが19日、政府ぐるみで再試合を要求した。これに対し、フランス首相が干渉すべきでないと牽制(けんせい)するなど、熱戦から一夜明けてもFWアンリの「新・神の手」騒動は収まらない。

 英BBCによると、国際サッカー連盟(FIFA)はアイルランド・サッカー協会から再試合の要求があったことを確認したが、「試合規則ではプレーに関して主審がした判定への抗議は許されていない」としており、再試合の実現は難しい。

 しかし、アイルランドの怒りは収まりそうにない。AFP通信によると、アイルランドのカウエン首相は、スポーツ担当閣僚がFIFAに要請文を送ることを明らかにした。これにはすぐフィヨン仏首相が反応し、「どちらの政府もFIFAの役割に干渉すべきでない」と話した。

 一方、左腕のトラップからフランスのゴールをおぜん立てしたアンリには批判の声が強い。試合後に「ハンド」と認めながら、悪びれることなく、英紙タイムズは「アンリは名声に永遠の傷をつけた不誠実なペテン師」と痛罵(つうば)した。

 86年W杯でアルゼンチンのマラドーナが決めた「神の手ゴール」を引き合いに出す報道が多く、アイルランドを率いるトラパットーニ監督の母国イタリアでは、ガゼッタ・デロ・スポルト紙が「神の手にほぼ匹敵する悪名を残す」と書いた。

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