【池田良】2009年に部員の強盗致傷事件で廃部となり今年10月に復活した近畿大ボクシング部で、廃部時の部員で唯一残る4年生の福森雄太さん(22)が22日、大学最後となる大会に「部員」として3年ぶりの出場を果たした。
東京都日野市で開かれた全日本アマチュアボクシング選手権大会。「近畿大学、福森雄太――」。名前が会場に流れると、福森さんは深々と一礼してリングに上がった。大学名が入った伝統の紺色のユニホームがライトを浴びた。試合は相手に押されてペースを奪えず、福森さんは1ポイント差で判定負けした。
廃部後、元部員は卒業したり競技をやめたりしたが福森さんは一人、練習を続けてきた。個人でのボクシング活動は認められていたが「部員」としての試合は3年ぶりだった。