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お中元特集

「ビール」商戦 熱さ本番

2009年6月30日

写真:サッポロビールイメージガールの美優紀さん拡大エビスの新商品を手にするイメージガールの美優紀さん=東京・大手町

写真:アサヒ 麦搾り拡大アサヒビール「アサヒ 麦搾り」 同社の既存の第3のビールより麦の量が5割多め

写真:キリン コクの時間拡大独自製法で麦の風味を生かした、キリンビール「キリン コクの時間」

写真:トップバリュ 麦の薫り拡大イオンが発売する第3のビール「トップバリュ 麦の薫り」

 第3のビールが「安さ」に加えて、本来のビールの特徴である「コク」でも競い合うようになってきた。愛飲家の節約志向が強まるなか、「とりあえずビール」ともいかないご時世。ビール系飲料に距離を置いてきたこだわりの「ビールファン」をつかめるのか。(内山修、五十嵐大介)

 アサヒビールが9月15日に売り出す「アサヒ 麦搾(しぼ)り」は、同社の既存の第3のビールよりも麦の量が5割多め。麦のうまみを引き出し、アルコール度は高めの6%前後と、飲み応えを高めた。キリンビールも今月24日から、独自製法で麦の風味を生かした「キリン コクの時間」を売り出した。

 第3のビールはコンビニエンスストアで350ミリリットル缶なら140円前後。ビールより80円ほど、発泡酒より20円ほど安いことや、すっきりした味わいや「キレ」が特徴だったが、市場が膨らむと「コクや風味も求められるようになってきた」(アサヒビール)。

 先行したサントリー酒類の「金麦」は、1〜5月の販売が前年を6割上回った。昨年6月に発売されたサッポロビールの「麦とホップ」も、当初より売れ行きが伸びている。ビールと発泡酒が不況で伸び悩むなかで、第3のビールは味わいの面でも存在感が高まっている。

    ◇   ◇

 小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスとイオンは7月下旬から、それぞれ自主企画(PB)の第3のビールを、コンビニエンスストアなどグループ各店で売り出す。スーパーでは350ミリリットル缶1本あたり税込み100円で、販売中の第3のビールより1〜2割ほど安い。

 ともにサントリー酒類が製造し、麦の風味を高めた味わいとすっきり感が特徴という。セブン&アイの「THE BREW ノドごしスッキリ」は、イトーヨーカドーなどでは6缶パックでの販売で、税込み600円。セブン―イレブンでは1本同123円。

 イオンの「トップバリュ 麦の薫り」は、スーパーのジャスコなどでは同100円。価格が未定のコンビニ「ミニストップ」も含め、全国の約3700店で扱う。

    ◇   ◇

 サッポロビールは、飲食店向け専用の黒生ビール「エビス スタウト クリーミートップ」を7月3日に発売する。きめ細かい泡と濃厚なコクが特徴。ジョッキ1杯なら、通常のエビスビールより50〜100円ほど高くなりそうだ。

 サッポロは、64年からアイルランド産の黒ビール「ギネス」を販売してきたが、製造元の英ディアジオ社は販売権を09年6月からキリンビールに移した。このためサッポロはギネスに似た濃厚な味わいの独自の黒ビールの開発を急ピッチで進めていた。「2〜3年後には家庭用も売り出したい」(福永勝社長)という。

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