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お中元特集

オリーブオイルは調味料

2010年7月8日

写真:左:カステル・ディ・レゴ・オーロ 野菜やハーブを思わせる青っぽい香り。500ml、3150円 中:マルチナーセ クセのないまろやかな味わい。500ml、2940円 奥:バルディ 苦みや渋みのあるスパシーな味わい。250ml、2310円 オリオテーカ(伊勢丹新宿店食品フロア内) 03−3352−1111(伊勢丹新宿店大代表)http://www.olioteca.jp/拡大左:カステル・ディ・レゴ・オーロ 野菜やハーブを思わせる青っぽい香り。500ml、3150円 中:マルチナーセ クセのないまろやかな味わい。500ml、2940円 奥:バルディ 苦みや渋みのあるスパシーな味わい。250ml、2310円 オリオテーカ(伊勢丹新宿店食品フロア内) 03−3352−1111(伊勢丹新宿店大代表)http://www.olioteca.jp/

 本企画は今回が最終回。だからといっては何なのだけれど、お中元に限らず、必ず成功するギフト選びのポイントを紹介したい。それはズバリ、「自腹購入するのははばかられる金額の嗜好(しこう)品」。筆者の場合、ピエール・マルコリーニなど高級ショコラティエのチョコレート、千疋屋総本店の果物詰合、華泰茶荘の高山烏龍茶など、「おおっ!」と他との味わいの違いに驚いてもらえるものを贈ったりもしている。

 そんな嗜好品の中で、最近、とみに贈る機会が増えているのが、自家農園産オリーブオイル(シングルエステート・オイル)なのだ。

品種、作り手の個性際立つオリーブオイル

 シングルエステート・オイルとは、一つの農園で育てられたオリーブの実から搾油した、エクストラバージン・オリーブオイルのこと。そのため、品種や実の状態、作り手の個性がくっきり際立ち、とっておきのワインを探すのと同じように、選ぶのに熱が入る。

 オリーブオイル選びで必ず立ち寄るのが、伊勢丹新宿店食品フロア内にある「オリオテーカ」。ここで扱っているのは、すべてシングルエステート・オイル。試飲して選べるので、こちらに通うようになってからオリーブオイルの世界が格段に広がった。

 自家用でリピートしているのは、カステル・ディ・レゴ・オーロ。シチリアの最南端の畑で無農薬・無化学肥料で栽培したトンダ・イブレア種100%のオリーブオイルだ。フレッシュな香りが特長で、トマトなど夏野菜料理との相性が抜群。ピリッとした辛みがあって、力強い味わいのバルディは通好み。贈る相手を選ばないのは、熟したオリーブのまろやかさが際立つマルチナーセ。どれも、「農園や品種によって、ここまで香りや味が違うとは!」と、オリーブオイルの新たな魅力を発見できるはずだ。

 オリーブオイルを贈る際は、「パンにつけていただくのはもちろん、できたてのお料理にたっぷりかけまわして、調味料として味わってください」と一筆添えている。品物だけを贈るだけでなく、手紙やグリーティングカードを併せて送ると、より感謝の気持ちを伝えることができる。これもまた、贈る側の気遣いであり、喜びでもある。

プロフィール

東海左由留

生活品評論家 東海左由留(とうかい さゆる)さん
 朝日新聞夕刊beで毎月曜「至福の一品」というコラムで、実際に自分で購入し、使い勝手を試したうえで、生活にまつわる様々な品を紹介しています。食品を贈る際は、ふるさとゆかりのものを選ぶのも一つの方法。作り手が知人つながりだったり、意外なところから旧交を温められたりして、人と人の縁のありがたさ感じています。

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