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【シンポジウム】

アフガン復興の現状と課題〜テロのない世界を目指して

2002年9月3日、東京・有楽町朝日ホール




 米国同時多発テロ事件から1年。米国によるテロ戦争の舞台となり、長期に及んだ内戦からの復興を移行政権下で進めるアフガニスタン。その復興支援のあり方などについて話し合うシンポジウム「アフガン復興の現状と課題−テロのない世界を目指して」(朝日新聞社主催)が9月3日、東京・有楽町朝日ホールで開かれた。緒方貞子・アフガニスタン支援日本政府代表をはじめ、現地に詳しいパネリストたちが、国際社会や日本の役割などについて活発な論議を展開した。(敬称略、順不同)

◇基調講演と討論
緒方貞子氏
アフガニスタン支援政府代表。前国連難民高等弁務官。今年1月に開かれた復興支援国際会議で共同議長を務めた。74歳。
◇討論
中村哲氏
NGO・ペシャワール会現地代表。医師。84年からアフガン難民の診療活動に取り組む。著書に『医者 井戸を掘る』。55歳。
山本芳幸氏
前国連難民高等弁務官事務所カブール事務所長。93年から同事務所など国連機関でアフガン関連プログラムに携わる。44歳。
木山啓子氏
NPO法人ジェン(JEN)事務局長。94年に旧ユーゴ難民支援を目指した同法人の創設に参加。昨年からアフガン難民支援も。
饗場(あいば)和彦氏
徳島大学総合科学部助教授。国際政治、安全保障が専門。カンボジア、ボスニアなどで紛争後の選挙支援活動を行う。42歳。
(コーディネーターは、百瀬和元・朝日新聞編集委員)

 司会 会場の皆様、こんにちは。大変お待たせいたしました。ただいまより朝日新聞社が主催いたしますシンポジウム「アフガン復興の現状と課題─テロのない世界を目指して」を開会いたします。私、本日、アナウンスを担当いたします糸永直美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 初めに、主催者を代表いたしまして、朝日新聞社専務取締役の君和田正夫が皆様にごあいさつを申し上げます。

 君和田 皆さん、こんにちは。朝日新聞の君和田でございます。本日は、大変お忙しい中、また大変残暑厳しい中、かくも多数の皆様においでいただきまして、主催者として心から感謝申し上げます。このホールはおよそ800席あるんですが、今回、ご応募いただいた方は、ほぼその3倍の数に上りました。大変心苦しいのですが、抽選をさせていただきまして、抽選に漏れた方々のほうが圧倒的に多いというシンポジウムでございます。

 昨年9月11日の同時多発テロをきっかけに、いろいろな問題が起きました。きょうテーマにしておりますアフガニスタンも、やはり9・11以降、大変注目を浴びる地域となりました。現在もテロ撲滅を掲げる米国とタリバーン、あるいはアルカイダとの戦いが依然として続いております。その一方で、カルザイ大統領が率います移行政権下で復興の国づくりが進められております。

 朝日新聞は、昨年9月11日の後に「9・11 テロ後の世界と日本」と題した緊急シンポジウムを3回連続で行いました。そこでは、世界がどう変わったのか、日本はどう考えるべきかといった重いテーマを議論いたしましたが、皆様ご存じのとおり、すぐ答えが出るような問題ではございません。しかし、テロのない社会をどうしたらつくっていけるかということは、私たちは永久に問い続けていかなければいけないテーマだと受けとめております。

 引き続き、この問題をさまざまな角度から検討、議論したいというのが私たち主催者の願いでありまして、そこで、今回、23年間にわたった戦乱からの復興を目指すアフガニスタンの現状と課題、今後の展望に焦点を当てたシンポジウムを開かせていただきたいと思っております。  

 本日は、徹底した現場主義で知られる前国連難民高等弁務官でいらっしゃって、現在、アフガニスタン支援日本政府代表の緒方貞子さんをはじめといたしまして、現場に大変精通した方々をパネリストにお招きいたしました。皆様の大変実践的なお話を含めて、私たちが日本として今の世界の激変にどのようにかかわっていくことができるか、あるいはかかわっていくべきかということにつきまして、貴重なヒントを得ることができたらありがたいと思っております。 また、会場においでの皆様も、シンポジウムが終わった後、考えるきっかけをつかんでお帰りいただくことができたら、主催者といたしまして、主催した意義があったと、大変うれしく思う次第でございます。

 本日のシンポジウムは、後日、朝日新聞紙面上で紹介させていただきたいと思っておりますので、紙面でもどうぞご覧いただきたいと思っております。これからやや長時間のシンポジウムになりますが、どうぞ皆様、最後までゆっくりお聞きいただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)





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