司会 会場の皆様、こんにちは。大変お待たせいたしました。ただいまより朝日新聞社が主催いたしますシンポジウム「アフガン復興の現状と課題─テロのない世界を目指して」を開会いたします。私、本日、アナウンスを担当いたします糸永直美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
初めに、主催者を代表いたしまして、朝日新聞社専務取締役の君和田正夫が皆様にごあいさつを申し上げます。
君和田 皆さん、こんにちは。朝日新聞の君和田でございます。本日は、大変お忙しい中、また大変残暑厳しい中、かくも多数の皆様においでいただきまして、主催者として心から感謝申し上げます。このホールはおよそ800席あるんですが、今回、ご応募いただいた方は、ほぼその3倍の数に上りました。大変心苦しいのですが、抽選をさせていただきまして、抽選に漏れた方々のほうが圧倒的に多いというシンポジウムでございます。
昨年9月11日の同時多発テロをきっかけに、いろいろな問題が起きました。きょうテーマにしておりますアフガニスタンも、やはり9・11以降、大変注目を浴びる地域となりました。現在もテロ撲滅を掲げる米国とタリバーン、あるいはアルカイダとの戦いが依然として続いております。その一方で、カルザイ大統領が率います移行政権下で復興の国づくりが進められております。
朝日新聞は、昨年9月11日の後に「9・11 テロ後の世界と日本」と題した緊急シンポジウムを3回連続で行いました。そこでは、世界がどう変わったのか、日本はどう考えるべきかといった重いテーマを議論いたしましたが、皆様ご存じのとおり、すぐ答えが出るような問題ではございません。しかし、テロのない社会をどうしたらつくっていけるかということは、私たちは永久に問い続けていかなければいけないテーマだと受けとめております。
引き続き、この問題をさまざまな角度から検討、議論したいというのが私たち主催者の願いでありまして、そこで、今回、23年間にわたった戦乱からの復興を目指すアフガニスタンの現状と課題、今後の展望に焦点を当てたシンポジウムを開かせていただきたいと思っております。
本日は、徹底した現場主義で知られる前国連難民高等弁務官でいらっしゃって、現在、アフガニスタン支援日本政府代表の緒方貞子さんをはじめといたしまして、現場に大変精通した方々をパネリストにお招きいたしました。皆様の大変実践的なお話を含めて、私たちが日本として今の世界の激変にどのようにかかわっていくことができるか、あるいはかかわっていくべきかということにつきまして、貴重なヒントを得ることができたらありがたいと思っております。 また、会場においでの皆様も、シンポジウムが終わった後、考えるきっかけをつかんでお帰りいただくことができたら、主催者といたしまして、主催した意義があったと、大変うれしく思う次第でございます。
本日のシンポジウムは、後日、朝日新聞紙面上で紹介させていただきたいと思っておりますので、紙面でもどうぞご覧いただきたいと思っております。これからやや長時間のシンポジウムになりますが、どうぞ皆様、最後までゆっくりお聞きいただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)