司会 会場の皆様、こんにちは。大変お待たせいたしました。ただいまより、朝日新聞社と外務省が共催いたします「安全保障の今日的課題」を開会いたします。
私は本日のアナウンスを担当させていただきます糸永直美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
このシンポジウムは、緒方貞子さんが共同議長を務めておられます「人間の安全保障委員会」報告書の日本語版が出版されたのを機に、企画されたものです。
ここで、主催者代表のあいさつをお願いする前に、先般11月29日、イラクで亡くなられました奥克彦大使と井ノ上正盛一等書記官に関してお願いがございます。ご両名は、本日のテーマであります「人間の安全保障」をイラクにおいて推進するため、日夜奮闘されていらっしゃいました。ここで、ご冥福をお祈りいたしますとともに、皆様のお許しを得まして、1分間の黙祷を捧げたいと思います。
黙祷をお願いいたします。(黙祷)
皆様、どうもありがとうございました。
それでは、改めまして、主催者を代表いたしまして朝日新聞社代表取締役専務の君和田正夫が、皆様にごあいさつを申し上げます。
君和田 皆様、こんにちは。
ただいま司会からお話がありましたけれども、日本の外交官2人が亡くなりました。きょうのテーマはここに書いてありますとおり、「安全保障の今日的課題」。緒方貞子さんとノーベル経済学賞受賞のアマルティア・センさんが共同議長となってお出しになった本であります。
きょうのシンポジウムは、この本の刊行を記念して開かせていただきました。亡くなられたお2人は、まさにこの本のテーマである「人間の安全保障」をみずから掲げて、その目標に向かって働いておられた2人であります。また、お2人だけではなくて、今イラクでは、外国の人も含めて、たくさんの民間人が亡くなっております。
そうした中で開かれますこうしたシンポジウムを、皆様もいろいろな示唆を得ることができる機会にしていただけたら、大変ありがたいと思います。私たち朝日新聞も、日ごろからこうした人間としての尊厳というものを追い続けている立場といたしまして、ぜひ成功裏にシンポジウムを終わらせたいと考えております。
本日のシンポジウムは、まず、JICA理事長に就任されておられます緒方さんに、講演をしていただきまして、その後、やはり「人間の安全保障」に大変深い関心をお持ちでいらっしゃいます武見敬三参議院議員。来年4月から東大大学院で、「人間の安全保障」をテーマに講座をお持ちになる予定の山影進先生。東京シャンティ国際ボランティア会の伊藤解子さん。日本国際ボランティアセンター代表理事の熊岡路矢さんの4方にパネリストになっていただき、議論をしていただきたいと思っております。
やや長丁場になろうかと思いますけれども、どうぞ最後までお聞きいただけましたら、主催者としても大変幸せであります。
本日のシンポジウムの中身につきましては、12月14日付の朝刊に採録させていただく予定であります。また、インターネットのアサヒ・コムで詳細を掲載する予定でございますので、またそちらのほうでもご覧いただけたらありがたいと思っております。
「人間の安全保障」は、貧困、暴力、保健、教育と大変幅広いテーマを取り上げているものでございます。どうぞ最後までゆっくりお聞きいただけたらと思います。
本当にきょうはウィークデーの昼間、このようにたくさんの方に集まっていただきましたことを、主催者として心から感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。(拍手)