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朝日新聞万博フォーラム「地球市民時代と日本の文化」
【討論会】パネリスト紹介

 ●細分化される地球、そこでの日本の役割

 司会 皆様、大変お待たせいたしました。

 では、早速、朝日新聞万博フォーラム第2部の討論会を始めさせていただきたいと思います。

 それでは、パネリストの皆様をご紹介しましょう。

 まずは、日本国際ボランティアセンター代表理事の熊岡路矢さんです。熊岡さんは、日本国際ボランティアセンター創設に参加し、インドシナ難民救援活動にかかわっていらっしゃいます。よろしくお願いいたします。

 続きまして、国立民族学博物館名誉教授の佐々木高明さんです。佐々木さんは、アイヌ文化振興・研究推進機構理事長を経て、現在、ガレリアかめおかの館長でもあります。よろしくお願いいたします。

 続きまして、財団法人徳川黎明会会長、徳川美術館館長の徳川義宣さんです。徳川さんは、上智大学、学習院大学講師を歴任され、現在、東海学園大学客員教授でもあります。

 続きまして、女優の星野知子さんです。星野さんは、映画「失楽園」で日本アカデミー賞助演女優優秀賞を受賞され、ドキュメンタリー番組などで世界40カ国以上を歴訪されていらっしゃいます。

 それでは最後に、コーディネーターとして全体進行を務めます、朝日新聞論説委員の渡辺斉でございます。

 では、ここからの司会はコーディネーターの渡辺にバトンタッチしまして、早速、討論会を始めてまいりましょう。よろしくお願いいたします。

 渡辺 斉

 渡辺 皆さん、こんにちは。今日の司会をやります渡辺です。

 第1部が非常におもしろい話でしたので、非常にやりにくいなというふうにさっき控室で話をしていたところですけれども、それなりに頑張ってやりますので、最後までご静聴いただければと思います。5時きっかりに終わりますので、時間オーバーはありませんので、その間、おつき合いください。

 「地球市民時代と日本の文化」というテーマで、ちょっと茫漠としたテーマでありますけれども、愛知万博の柱の一つに「地球大交流」というのがありまして、これからの国際交流のあり方を万博では考えていこうということになっています。それに合わせて、もうちょっと広い視点から文化の問題、交流の問題というのを考えていきたいというのが今回のテーマです。

 手短にこのフォーラムのねらいをお話ししますと、今の時代状況、ソ連が崩壊して冷戦が終わったことによって、世界は1つだ、平和になると一見思われたところが、あに図らんや、今の地球の状況を見ると、各地で紛争が起こり、テロが起こりという、むしろ地球が細分化されるという状況が一つあるわけです。そのバックグラウンドというか、背景の一つに、文化の問題、あるいは文化の違いというものがあるだろうということです。一方では、世界では地球の環境危機とか、あるいは8億人が飢えるというような問題、地球温暖化の問題、南北問題、貧困の問題、多くの課題に地球は直面していて、その解決に地球的規模で取り組まなければいけないということが迫られているという時代状況。そんな中で、日本人あるいは日本はどういう役割を持つことができるか、どういう存在であることができるかということを、いわば歴史を縦軸、文化を横軸というふうに考えて、それを交流という糸でどう紡いでいけばいいのかと。私たちはどういう存在であり、どう生きていけばいいのかというようなお話を、ややかたい言い方で言えばそういうことなんですけれども、そんな話をいろんな専門家の方々のお話で進めていきたいなというふうに思います。

 それで、まず冒頭に佐々木先生に、今の時代状況、私たちは何を問われているのかといったような観点からお話を伺いたいと思います。

 最初に、各パネリストの人に10分程度、問題提起というかプレゼンテーションをしていただいて、その後、40分ぐらい討論をして、それから、皆さんから30分ぐらい質問を受けるという形で、最後に締めくくりというふうにしたいと思います。皆さん、ご協力いただきたいと思います。

 では、佐々木先生から、済みませんがよろしくお願いします。


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