9・11事件以降、単独行動を前面に打ち出す米国に、世界、日本がどう向き合うかを考えるシンポジウム「米一極主義と国際秩序――日本は何をすべきか」(朝日新聞社主催)が10月25日、東京の有楽町朝日ホールで開かれた。リチャード・ハース米外交問題評議会会長、ティエリ・ドモンブリアル仏国際関係研究所所長、佐藤行雄日本国際問題研究所理事長、北岡伸一東京大学法学部教授、大西健丞NGO「ピースウィンズ・ジャパン」統括責任者による議論に、約700人が耳を傾けた。(コーディネーターは船橋洋一・朝日新聞社コラムニスト)
| パネリスト |
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リチャード・ハース(Richard N.Haass)
米外交問題評議会会長
オベリン大学卒業後、ローズ奨学金を得て英オックスフォード大学へ留学、哲学博士号を取得。ブッシュ(父)政権時代の国家安全保障会議(NSC)近東・南アジア担当上級部長、ブルッキングズ研究所外交政策研究部長などを歴任。ブッシュ政権でも今年6月まで国務省政策企画局長としてパウエル長官を補佐し、世界的に著名な外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」を発行しているCFR会長に転身。52歳。
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ティエリ・ドモンブリアル(Thierry de Montbrial)
フランス国際関係研究所(IFRI)所長
フランスのエリート養成校の一つ、理工科学校などを卒業後、米カリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取得。73年から79年まで仏外務省分析・予測センター部長。79年にIFRIを設立し所長に就任。フランスを代表するシンクタンクに育て上げた。
74年から現在まで母校・理工科学校の経済学教授を務めるほか、89年から01年までフィガロ紙の、02年からはル・モンド紙のコラムニスト。60歳。
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佐藤 行雄(Yukio Sato)
日本国際問題研究所理事長
東京大学法学部3年在学中に外交官試験に合格し、61年に外務省入省。主に安保畑を歩み、アメリカ局安全保障課長、香港総領事、北米局長、オランダ、オーストラリア大使、国連大使などを歴任。今年2月から現職。情報調査局長、北米局長時代には、アジア太平洋地域の安全保障対話の枠組み、ASEAN地域フォーラム(ARF=94年〜)の創設に尽力した。84年2月から85年9月まで宮崎県警本部長も務めた。64歳。
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北岡 伸一(Shinichi Kitaoka)
東京大学法学部教授
東京大学法学部、同大学院法学政治学研究科博士課程を修了。立教大学法学部助教授、米プリンストン大学客員研究員などを経て、85年10月に立教大学教授。97年10月から現職。専門は日本政治外交史。著書は「清沢洌」(サントリー学芸賞)、「日米関係のリアリズム」(読売論壇賞)、「自民党ー政権党の38年」(吉野作造賞)など多数。小泉首相の諮問機関「対外関係タクスフォース」委員。00年4月から朝日新聞書評委員。55歳。
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大西 健丞(Kensuke Onishi)
NGO「ピースウィンズ・ジャパン」統括責任者
上智大学文学部新聞学科を卒業後、95年に英ブラッドフォード大学大学院で平和学修士。96年2月、ピースウィンズ・ジャパンを設立し、イラク北部クルド人自治区内の国内避難民支援を開始、01年秋には米軍などの空爆直後のアフガニスタンで緊急支援活動を展開。政府(外務省)、経済界(経団連)とNGOなどの各セクターが協働して緊急人道支援にあたる仕組み「ジャパン・プラットフォーム」(00年〜)の立ち上げにも尽力した。36歳。
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| コーディネーター |
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船橋 洋一(Yoichi Funabashi)
朝日新聞社コラムニスト
東京大学教養学部教養学科卒、68年に入社。北京、ワシントン特派員、アメリカ総局長などを経て現職。86年に日米経済報道でボーン・上田記念国際記者賞、94年に日本記者クラブ賞を受賞。「アジア太平洋フュージョン」(アジア・太平洋賞大賞)など著書多数。現在、オピニオン面のコラム「日本@世界」、週刊朝日「世界ブリーフィング」を定期執筆中。法学博士。58歳。
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