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「生々流転」約40メートルを全巻展示
(2008年02月07日)

「生々流転」を見る人たち=国立新美術館で、武田剛撮影
東京・六本木で開催中の「没後50年 横山大観」展で、大観生涯の代表作ともいわれる「生々流転」が約40メートルにわたり全巻展示され、注目されている。
「生々流転」とは、万物が移り変わって変化し続けること。山奥の霧が葉の露となって流れ落ち、やがて渓流から大河となり、最後は海に注ぎ込み、竜になって天に昇るという「水の一生」が水墨画で描かれている。
大観が綿密に構図を練った下絵を描きあげたのは1923年3月。それから半年間、80メートル以上の絹地を使ったという。作品は同年9月1日に始まった「再興第10回院展」で発表した。くしくも、その日に関東大震災が起きた。
最終的に作品になったのは約半分だったが、残りの部分は東京・池之端の横山大観記念館に残る。大観がこの制作にかけた執念を物語っている。