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【緊急試用レポート】DVD+Rの2層書き込みドライブ
ソニーからついに登場
DRU-700A(ソニー)
予想実売価格(税込み)2万6000円
対応OS ウィンドウズ2000/XP
問い合わせ先 0570-00-3311、03-5448-3311(携帯電話・PHSから)
http://www.sony.co.jp/SonyDrive/
(1)DVDライティングソフトは、基本機能は同じながらもわかりやすいインターフェースを持つnero Expressが付属する。より高度な詳細設定が可能なnero Burning ROM SEも付属する。(クリックで拡大します)
(2)nero Burning ROM SEを使い、テスト用のDVD+R DLメディアに4.7GB超のデータを書き込んでみると、1層目(第1レイヤー)、2層目(第2レイヤー)にそれぞれ書き込まれていることがわかる。(クリックで拡大します)
(3)付属の動画オーサリング・ソフトのnero Vision Expressはビデオキャプチャー、CMカットやチャプター作成といった編集作業にDVDライティングと一通りの機能を備え、初めてのDVD-Video作製には十分すぎるほどの高機能なソフト。(クリックで拡大します)

  ついにソニーからDVDの2層書き込みに対応したドライブが登場した。これは2004年初頭に規格化された2層書き込みができる新メディア「DVD+R DL(ダブルレイヤー)」に対応したドライブだ。しかもDVD±Rに最大8倍速で記録でき、DVD±RWにも対応している。2層書き込みとは実際どんなものなのだろうか。(文・藤本 健)

■ ■ ■ ■ ■

 現在はさまざまなDVDメディアが発売されているが、そのどれもが基本的に片面1層で容量は4.7GB。DVD-Videoとして映像を記録するならば1枚に約2時間程度がひとつの目安となっている。これに対して映画ソフトなどのDVD-Videoでは2層の記録面が使える片面2層メディアが普通で、高画質でかつ2時間以上の長時間記録が可能だ。

 これまでは片面2層の記録型DVDメディアが存在していなかったため、1枚のディスクに高画質で2時間以上記録できる2層ドライブの登場が待ち望まれていた。それが、いよいよDVD+R DL(ダブルレイヤー)とうい規格にのっとった形で登場したのだ。容量は片面2層で8.5GB、DVD-Videoの映像なら3.6時間程度の記録が可能になる。

 DRU-700AはこのDVD+R DLメディアに対応したATAPI接続の内蔵型DVD±R/±RWドライブ。書き込み速度はDVD+R DLが2.4倍速、DVD±Rが8倍速、DVD±RWが4倍速となっている。フロントパネルはソニーらしい透明パネルが配置され、交換用にブラックパネルも同梱している。また、USB2.0/IEEE1394両対応の外付け型ドライブ、DRX-700ULも6月に発売予定だ。

 付属ソフトは盛りだくさん。まずライティングソフトは、簡易版のnero Express(1)とnero Burning ROM SE(2)。どちらもDVD+R DLメディアへの書き込みに対応し、DVDへ書き込むなどの基本機能は同じだが、操作性がそれぞれ違う。nero Vision Express(3)は動画のオーサリング・ソフトで、外部機器のキャプチャーから編集、オーサリング、ライティングまで、これ1本あればオリジナルDVD-Video作成ができる。DVDプレーヤーとしてはnero Showtimeが付属し、パケットライトソフトにはInCDが用意されている。

 ほかにもハードディスク・バックアップソフトのnero BackItUp、音楽編集ソフトのnero Wave Editor、レーベル作成ソフトのnero Cover Designerなどさまざまな分野がカバーされているのがお買い得な感じだ。

DVD+R DLは魅力的だが、
互換性にはまだ不安が

 DVD+R DLメディアは、試用を行った4月末の段階でまだ未発売なので、メーカーから提供された試作品を使った。nero Burning ROM SEを使って5.94GBのデータを書き込んだところ、38分24秒で終了した。ただし、完成したDVD+R DLメディアはDRU-700Aでの読み込みは問題ないものの、プレクスターのDVD±R/±RWドライブPX-708Aでは認識できなかった。今後、ドライブのファームウエアの更新などで対応される可能性はあるが、従来機器との互換性についてはまだ未知数といえるようだ。

 テストした感想としては、やはり2層メディアであるDVD+R DLは魅力的だ。これまで以上に大容量、長時間記録ができるのは、1層メディアを2枚使うよりもかなり便利である。特に、パソコンでTV放送を録画してDVDメディアに残しているような人なら待望のドライブであろう。

 ただしDVD+R DLへの記録速度も2.4倍速で、最近の8倍速記録ドライブに慣れている人ならば不満が残るところだろう。もちろんこのドライブでも8倍速記録で従来のDVD±Rメディアが使えるから、速度や互換性を重視するならば、そちらを使えばいいとも言える。多少の不満があっても使ってみたくなる、魅力的なドライブと言ってもいい。

【スペック】
インターフェースIDE
タイプ内蔵
記録速度(最大)DVD+R DL 2.4倍速、DVD+R 8倍速、DVD+RW 4倍速、DVD-R 8倍速、DVD-RW 4倍速、CD-R 40倍速、CD-RW 24倍速
バッファー容量2MB
大きさ、重さW145.8×D165×H41.3ミリ、約900グラム


 (ASAHIパソコン2004年6月1日号試用レポート/周辺機器から)



(2004/05/23)





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