ロボットが指揮棒を振り下ろすと「ジャジャジャジャーン」とベートーベンの「運命」が鳴り響いた――。東京都内で9日、ソニーが開発したロボット「QRIO(キュリオ)」が、東京フィルハーモニー交響楽団を指揮した。13日に子どものための演奏会で「共演」するのに先立ってのリハーサルだ。
事前に、演奏のテンポと指揮者の動きを記憶させてある。両腕はもちろん、身長58センチのボディー全体を使っての指揮ぶりは実になめらかだが、時にコミカルな味付けも。
初めはオーケストラとの呼吸が合わなかったが、オーケストラ側も抜群の集中力で応え、わずかな練習で約70人の演奏家を統率した。 (2004/03/09)