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 home>ネット最前線>朝日新聞ニュース2004年03月16日 17時07分 更新 
 
「ママ友」携帯メール 便利?わずらわしい?マナー感覚に世代間ギャップ

 携帯メールの登場が、母親同士の友達づきあい「ママ友」に微妙な影響を与えている。メールのやりとりが育児ストレスの解消に役立っている一方で、マナーの意識の違いがストレスや戸惑いの元になっている実態が、シンクタンクの調査で分かった。晩婚、早婚の二極化で、親同士の年齢差が広がっており、世代の違いがそのまま、常識ギャップにもなっているようだ。

■返信にストレス

 《夕方、一緒にお買い物行かない?》

 東京都千代田区内に住む主婦(36)は、1歳7カ月の娘の昼寝中、ママ友に携帯メールを打ってみる。

 「都合が合えばラッキーだし、返事が来なかったら忙しいんだなと思うだけ」

 やっと寝かしつけた子どもが、電話の音で起きるとがっかりする。だから、ママ友には、携帯メールで確認してから電話する。

 便利な半面、戸惑うこともある。公園で知り合った20代のママ友とアドレスを教えあったら、すぐに長いメールが届いた。「やっぱり20代はメールの文章が違う」とあせった。携帯を初めて持ったのは32歳の時。長文を打つと10分はかかる。「すぐ返事しなきゃ」とプレッシャーを感じた。

 「遊びに来ませんか」という親しげなメールに誘われて、マルチ商法に引きずり込まれそうになったママ友の体験談も聞いた。

 「ある程度親しくなって、互いの携帯メールの使い方がわかってからアドレスを交換した方がいいのかな」と最近感じている。

 大阪府吹田市の4歳女児の母親(36)は、ママ友たちの携帯メールの使い方に首をかしげることがある。

 「育児サークルの仲間同士でアドレス交換していた時に、『私は携帯を持っていない』と言ったら、急に態度が冷たくなった」「メールでは頻繁に話をするのに、会うとメールほど話が弾まない」という話をママ友たちから聞くからだ。

 自身は携帯は持っていないが、パソコンの電子メールはよく送る。相手が携帯で受ける場合、文章を短くしなければならないので語調がきつくならないよう気をつける。「結構、みんな会話風に使っているのが不思議。会って話すればいいのに、と思います」

 携帯メール歴3年、という東京都江東区の4歳男児と2歳女児の母親(28)は、画面だけ見て文章も絵文字も打てるベテラン。メールの返事もすぐ出す。

 文章には気を使う。近所で頻繁に会うママ友たちの時は、《3時に集合ね。》ではなくて、《3時に集合でいいかなあ〜?》と、柔らかく伝わるように工夫する。幼稚園のママ友の場合は年齢差があるので、敬語も織り交ぜる。

 《今度の行事、行きますか?》。4月に予定されている園の行事に参加するかどうか、を3人に聞いたときは、対応がわかれた。ほかの2人はまもなく返信が来たが、40代ママの返事が来たのは1週間後。相手が働いていて、先の予定が立ちにくいのはわかっていたが、返事を待つ間は気をもんだ。「それでも生活時間帯がわからない相手の場合は電話は気がひけるから、やっぱりメールです」

■35歳以上は「メールより会話」

 第一生命経済研究所が昨年9月、未就学児の母親約700人にアンケートしたところ、7、8割がインターネットや携帯電話、携帯メールを使っていた。

 「自分や家族の話」などは直接会って話をし(83.5%=複数回答)、「病気やトラブルなど急を要すること」は相手の家の固定電話にかけ(56.9%)、「軽い話題や近況報告」は携帯でメールを交換する(51.7%)、と話題によって使い分ける傾向があった。

 年代による差がはっきりしたのが、メールに対する感覚だ。34歳以下と35歳以上を比較すると、35歳以上ではメールより会話を重視する傾向が強かった。34歳以下の77.5%が「電話よりメールの方が気軽に連絡しあえる」と回答したのに対し、35歳以上では63.5%。一方、「ママ友とは電話でよく連絡をとりあう」のは35歳以上が54.5%で、34歳以下は47%だった。

 「メールのやりとりは育児ストレスや不安の解消に役立つと思う」人は、34歳以下で約7割だったが、35歳以上では約6割だった。

 また、年齢が高い層で、頻繁なやりとりを煩わしく思ったり、すぐ返信しなければというプレッシャーを感じたりする人が多い実態も明らかになった。

 調査した宮木由貴子研究員は「メールへの意識の違いは、年齢だけでなく個人差もある。相手がどういう使い方をしているか知った上で使わないと、誤解が生じる。自分の常識は相手には通じないもの、と思った方がいい」と話している。

【「ママ友メール」への感想(自由回答から)】

●直接だといえないこともメールだと正直に言えます(23歳)

●子どもが寝ている間の電話は迷惑。携帯だと音が消せるし、メールなら後で返事ができる(25歳)

●携帯を持たない私は情報に遅れたり、ランチに誘ってもらえなかったり。でも、親密になりすぎると煩わしいので、持たない方が気楽(28歳)

●メールがなかったら育児ノイローゼになっていた(31歳)

●大事な話は会うのが一番(33歳)

●なかなか返事がない人がいて、何度もメールチェックをするのがイヤになる(33歳)

●仲のいい人にしかアドレスを教えたくない。気軽に尋ねられると困る(33歳)

●打つのにとても時間がかかる(37歳)

●気がつくと結構メール依存症。携帯を家に忘れて外出すると不安になる(38歳)

●メールは家族間だけで十分(39歳)

●出産年齢が高かったので、一回りも年が違うママ友とのつきあいで世代間ギャップを感じる。メールでうわさもすごい勢いで広がるので、常に神経を使う(39歳) (2004/03/16)








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