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就寝中に指の脈を測るだけで、熟睡ができているかどうか睡眠の質を評価するシステムを社団法人の人間生活工学研究センター(大阪市)が開発した。脳波をとらずに家庭で自分の睡眠状態をチェックできるのが特徴。脳波が示す睡眠状態との一致度は7割と改善の余地があるので、今後、精度の向上とセンサーの小型化を進め、商品化につなげたいという。
利用者は、指輪状のセンサーを指にはめ、無線データ送信機を手首に装着して寝る。脈拍はデータ受信装置付きのパソコンに無線で送られ、パソコンソフトが睡眠状態を9段階評価する。
脈拍数(心拍数)は自律神経によって調整されており、睡眠状態によって変動することが知られている。深い睡眠では心拍数が少なく変動も少ない。浅い睡眠では心拍数が上がり、夢をみると考えられているレム睡眠だと心拍数が上がって変動も大きくなる。
同センターでは、脈拍数の変動から覚醒(かくせい)、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠の4段階に睡眠状態を分類できるソフトを開発。寝入るまでの時間と4段階の睡眠状態の割合を自動的に検出し、9段階評価につなげた。
計測を続けることで、普段の自分の睡眠と比べてよく眠れているかどうかの評価も示せるようになっている。
正答率7割とはいえ、睡眠状態は専門の施設で脳波などを測定しないと診断できないのが現状。自宅で簡単に測定できる利点は大きいという。
システム開発には、松下電工の研究者が同センターに出向してかかわった。
(2004/03/21)
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