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 スマートフォンは落とすと画面が割れてしまうため、さまざまな対策が提案されている。たとえばAppleは、スマートフォンの落下を検出するとバンパーを出して衝撃を和らげる技術で特許を取得した。一般的にはケースで保護する人が多いだろうが、取り付け方を間違えるとせっかくのケースが役に立たないこともある。

 これに対しAppleは、ケースを正しく取り付けるための技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間9月4日に「PROTECTIVE ENCLOSURE FOR AN ELECTRONIC DEVICE」(特許番号「US 10,064,467 B2」)として登録された。出願日は2016年9月13日、公開日は2017年3月23日(公開特許番号「US 2017/0079394 A1」)。

 この特許は、画面を備える何らかのデバイス用の後付けアクセサリに関するもの。そのアクセサリは2つのパーツに分割可能で、両パーツの組み合わせ方に応じたメッセージをデバイスの画面に表示する技術が説明されている。特許で重要な第1クレーム(請求項)に書かれている内容はこれだけに過ぎず、この技術の用途がはっきりとしない。用途を理解するには、ほかのクレームや実施例、冒頭の要約などを読む必要がある。

 それによると、画面付きデバイスはスマートフォンを、アクセサリはスマートフォン用ケースを想定している。ケースは、第1と第2のパーツが正しく組み合わされた状態で保護機能を発揮する。さらに、両パーツをしっかり固定するためのロック機能についての言及もある。そして、ロックされていないなどの原因で両パーツが正しく組み合わされていない場合は、システムがその状態を検知して画面に警告を出す、という内容だ。

 つまり、ロックが不十分だと何かのはずみでケースが外れてしまい、スマートフォンを落とした場合に画面を守れず危険だろう。そこで、取り付け方が正しいかどうかを画面に示して失敗を未然に防ぐ技術といえる。

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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