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 オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクと、タクシー会社の日本交通は10月26日、車内でオーディオブックを楽しめるタクシー「本のない図書館タクシー」を期間限定で運行すると発表した。

 これは、タクシー車内に備え付けられているタブレットにオーディオブックを収録。乗車時に貸与し、任意の作品を聴くことができるというもの。収録作品は30でジャンルはビジネスからエンタメまで幅広く用意する。タクシーの平均乗車時間18分を想定し、ダイジェストとして編集した内容になっているという。

 運行エリアは東京23区、三鷹市、武蔵野市で、期間は10月29日から11月11日までを予定。ラッピングを施した3台を用意し、さらにそのうち1台は乗務員が書店員の格好をしたラッキータクシー仕様になっているという。

 特設サイトから事前予約が可能で、事前予約での乗車した場合はタクシー運賃と予約料金、迎車料金は無料となる(10km以内)。事前予約は26日から開始している。もちろん期間中は常時運行しており、道や乗り場から予約なしでの乗車も可能。その場合は通常通りのタクシー運賃が必要となる。また高速道路を利用した場合は、別途通行料も必要。乗車した利用者は、audiobook.jpのクーポンとなる「本のない図書館利用者カード」をプレゼントする。

オトバンクが狙う、移動中の“耳のスキマ時間”

 発表会で登壇したオトバンク代表取締役社長の久保田裕也氏は、オーディオブックの利用状況において、約6割が移動中に聞いているという“ながら読書”が中心であると説明。減少傾向にある可処分時間において、耳の可処分時間にフォーカスし、タクシー乗車中の“耳のスキマ時間”をオーディオブックで埋める狙いがあるとした。すでに飛行機や高速バスといった移動機関での提携事例があり、移動時間のエンタメツールとしてオーディオブックを聴くことの定着を図りたい考えだ。

 あわせて登壇した日本交通メディア開発部エグゼクティブプロデューサーの金高恩氏は、タクシーの利用について、目的地へ急いで到着したいということ以外にも、ゆったりしていたいという希望もあるという。そのうえで今回の企画は「移動時間をゆたかにするというコンセプトに合致した」と語った。

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