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がん化リスク低いiPS細胞作製 北京大、遺伝子使わず

 【下司佳代子】遺伝子を使わず、化合物だけでマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作ることに成功したと、北京大のチームが19日、米科学誌サイエンス電子版で発表した。遺伝子を使うと細胞ががん化する危険があり、より安全な細胞作りにつながると期待される。

 山中伸弥京都大教授が開発した方法では、もとの細胞に四つの遺伝子を導入する。チームは、薬の成分などとして使われている低分子化合物1万種類の中から、こうした遺伝子の役割を置き換えられるものを探し出し、七つに絞ってマウスの細胞に入れた。この結果、iPS細胞ができることが確認できた。できた細胞をマウスの受精卵に入れると、iPSによる消化器や神経などができた。

 これまで、たんぱく質だけでiPS細胞を作る手法が報告されていた。ただ、この方法で実験しても、同じ結果が出ないとの指摘もあった。

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